BMTブライトン線

BMTブライトン線
BMT Brighton Line
B系統は平日に急行として、Q系統は終日各駅停車として運行される。
概要
種別 地下鉄
系統 ニューヨーク市地下鉄
現況 運用中
所在地 ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区
起終点 ディカルブ・アベニュー駅
コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅
駅数 20駅
運営
開業 1878年7月2日
所有者 ニューヨーク市
運営者 ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ
路線構造 堀割、地下、堰堤、高架
路線諸元
路線数 2-6
軌間 1,435 mm (4 ft 8+12 in)
電化 直流 600V 第三軌条方式
路線図
BMTブライトン線
IND6番街線(急行線)
マートル・アベニュー駅
(閉鎖)
BMT4番街線・急行線
BMT4番街線・緩行線
ディカルブ・アベニュー駅
アトランティック・アベニュー-バークレイズ・センター駅
7番街駅
プロスペクト・パーク駅
パークサイド・アベニュー駅
チャーチ・アベニュー駅
ビバリー・ロード駅
コーテルユー・ロード駅
ニューカーク・プラザ駅
アベニューH駅
バリアフリー・アクセス 南行のみ
アベニューJ駅
アベニューM駅
キングス・ハイウェイ駅
アベニューU駅
ネック・ロード駅
シープスヘッド・ベイ駅
ブライトン・ビーチ駅
オーシャン・パークウェイ駅
西8丁目-ニューヨーク水族館駅
コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅
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BMTブライトン線(BMTブライトンせん、BMT Brighton Line)はニューヨーク市ブルックリン区を走るニューヨーク市地下鉄Bディビジョンの路線である。終日各駅停車のQ系統が運行され、平日には急行のB系統も加わる。Q系統は南端のコニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅からブライトン線全線を走行した後マンハッタン橋南線からBMTブロードウェイ線に乗り入れている。B系統ブライトン・ビーチ駅から出てマンハッタン橋北線を通ってIND6番街線に乗り入れている。

運行パターン

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系統 運行 区間
平日 週末
急行 運休 ブライトン・ビーチ駅以北
各駅停車 全線

チェイニングについて

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ブライトン線の本線全線(フランクリン・アベニュー・シャトルを除く)はチェイニング BMT A に属する。この A はブライトン線を走行する運行系統(BQ)とは何の関係もない。

BMT南部地区(BMT Southern)のチェイニング・ゼロ(起点)はマンハッタン橋経由のBMTブロードウェイ線57丁目-7番街駅北側にある。ブライトン線はディカルブ・アベニュー駅の南からチェイニングが取られている。

路線案内上の北はマンハッタン方面であり、実方位では北から北西に対応する。

ブライトン・ビーチ駅の電報略号BC で、過去にはBMTの内部文書でもブライトン線全体のことを BC と略記していた。この用例は時とともに行われなくなり、現在では一般的でなくなっている。

ブライトン線の線路は以下のように番号付けされている。

  • 奇数番線はマンハッタンから離れる方向(南行線)
  • 偶数番線はマンハッタンに向かう方向(北行線)
  • 1番線・2番線は緩行線(外側を走り、ローマン体で示される)
  • 3番線、4番線は急行線(内側を走り、ボールド体で示される)
  • 営業運転が行われていない線路はイタリック体で示される
起点 終点 配線 方向 備考
ディカルブ・アベニュー駅 プロスペクト・パーク駅 A3-A4 北北西(NNW) 緩行線なし
プロスペクト・パーク駅 ブライトン・ビーチ駅 A1-A3-A4-A2 北北西(NNW) フランクリン・アベニュー線は緩行線を使用し、プロスペクト・パーク駅のみに存在
ブライトン・ビーチ駅 オーシャン・パークウェイ駅 A1-A5-A3-A4-A6-A2 西南西(WSW) A3-A4 は建設当時の急行線。A5-A6は引上線。
オーシャン・パークウェイ駅 西8丁目-ニューヨーク水族館駅(上層階) A3-A4 西南西(WSW)
オーシャン・パークウェイ駅 西8丁目-ニューヨーク水族館駅(下層階) A1-A2 西南西(WSW) 1954年廃止。路床のみ残る。
西8丁目-ニューヨーク水族館駅(上層階) コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅(C番線・D番線) A3-A4 西南西(WSW) ブライトン線 全列車
西8丁目-ニューヨーク水族館駅(下層階) コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅(E番線・F番線) A1-A2 西南西(WSW) 現在はINDカルバー線F)のみ使用

駅一覧

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近隣住区
(概略の位置)
バリアフリー・アクセス 駅名 停車列車 停車系統 開業 乗換・備考
モンタギュー・ストリート・トンネルの急行線から分岐[Note 1] (N Stops late nights only R Stops all times W Stops rush hours only ),

BMTブロードウェイ線 急行線・マンハッタン橋経由(N Stops all times except late nights Q Stops all times)、
IND6番街線 急行線・マンハッタン橋経由(B Stops weekdays only D Stops all times

ダウンタウン・ブルックリン英語版 バリアフリー・アクセス ディカルブ・アベニュー駅 橋経由、トンネル経由 B Stops weekdays only D Stops late nights only N Stops late nights only Q Stops all times R Stops all times W Stops rush hours only 1920年8月1日 6線:モンタギュー・ストリート・トンネルからの線路とマンハッタン橋からの線路のうち1対は当駅止め。マンハッタン橋からのもう1対は中央をバイパスしてBMT4番街線 急行線となる。北側のフランクリン・アベニュー - フラットブッシュ・アベニュー間で配線が組み替わる(マンハッタン橋に上がる斜路を除く)。
BMT4番街線が分岐(D Stops all times N Stops all times R Stops all times W Stops rush hours only
バリアフリー・アクセス アトランティック・アベニュー-バークレイズ・センター駅 緩・急 B Stops weekdays only Q Stops all times 1920年8月1日 2 Stops all times 3 Stops all times except late nights 4 Stops all times 5 Stops weekdays only(IRTイースタン・パークウェイ線)

D Stops all times N Stops all times R Stops all times W Stops rush hours only(BMT4番街線)
アトランティック・ターミナル駅にてロングアイランド鉄道に連絡

パークスロープ英語版 7番街駅 緩・急 B Stops weekdays only Q Stops all times 1920年8月1日
フラットブッシュ英語版 バリアフリー・アクセス プロスペクト・パーク駅 緩・急 B Stops weekdays only Q Stops all times 1878年7月2日[1] SF Stops all timesBMTフランクリン・アベニュー線)。当駅は1878年開業当時の堀割線と1920年の延伸線の境界にある。1920年の延伸までは、当駅より北側のブライトン線はフランクリン・アベニューに沿って走っていた。
中央の急行線(複線)の起点(B Stops weekdays only
パークサイド・アベニュー駅 緩行線 Q Stops all times 1895年以前[要出典]
チャーチ・アベニュー駅 緩・急 B Stops weekdays only Q Stops all times 1878年7月2日[1] 開業当時はフラットブッシュ駅(Flutbush)。「フラットブッシュのチャーチ・レーン」(Church lane, Flatbush)と呼ばれることもあった[1]
ビバリー・ロード駅 緩行 Q Stops all times 1899年以前[要出典]
コーテルユー・ロード駅 緩行 Q Stops all times 1902年以前[要出典]
ニューカーク・プラザ駅 緩・急 B Stops weekdays only Q Stops all times 1878年7月2日[1] 堀割区間の終点。当駅南から斜路で地上に上がる。開業当時はパークヴィル駅(Parkville)。[1]
ミッドウッド英語版 バリアフリー・アクセス[Note 2] アベニューH駅 緩行 Q Stops all times 1896年または1898年[2][3] 駅舎はユニークな設計でランドマークになっているが開業当時のものではなく、開業当時の駅舎とは線路を挟んで反対側に建っている。地上駅で、線路の下を歩道トンネルが潜っている。駅の南側の斜路で堰堤に上がる。
アベニューJ駅 緩行 Q Stops all times 1907年8月23日[要出典] ブライトン線の堰堤区間の最初の駅。一部が通りの上に架設されたトレッスルにかかっている。
アベニューM駅 緩行 Q Stops all times 1878年[4][5][6] 開業時はサウス・グリーンフィールド駅(South Greenfield station)、後にエルム・アベニュー駅(Elm Avenue )。
バリアフリー・アクセス キングス・ハイウェイ駅 緩・急 B Stops weekdays only Q Stops all times 1878年7月2日[1] 開業時には at Kings Highway, near the Prospect Park Fair Grounds と紹介されていた[1]
ホームクレスト英語版 アベニューU駅 緩行 Q Stops all times 1898以前[要出典] 開業時はグレーブセンド駅(Gravesend)。
ネック・ロード駅 緩行 Q Stops all times 1878年7月または8月[7] ブライトン線の駅と共に同じ堰堤上に建てられたロングアイランド鉄道マンハッタン・ビーチ線の駅の痕跡が残っている。よく目立つのは階段で、通りからロングアイランド鉄道の駅があった場所まで上ることができる(現在は封鎖されている)。
シープスヘッド・ベイ英語版 シープスヘッド・ベイ駅 緩・急 B Stops weekdays only Q Stops all times 1878年7月2日[1] 開業時には at Coney Island Creek, Sheepshead Bay と紹介されていた。
ブライトン・ビーチ英語版 ブライトン・ビーチ駅 緩・急 B Stops weekdays only Q Stops all times 1878年7月2日[1] B Stops weekdays onlyの南側終点。ブライトン・ビーチ・ホテルは元々この場所で営業していた。
急行線の続き(定期列車なし)
オーシャン・パークウェイ駅 緩・急 Q Stops all times 1917年4月22日
緩行線が急行線と合流
(1954年以前は、緩行線は斜路で西8丁目駅下層階に乗り入れていた)
コニーアイランド 西8丁目-ニューヨーク水族館駅 緩・急 Q Stops all times 1919年5月19日 F Stops all times <F>Stops rush hours in peak direction onlyINDカルバー線)。ブライトン線は同駅2階にある。
バリアフリー・アクセス コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅 緩・急 Q Stops all times 1919年5月19日 終点
D Stops all timesBMTウェスト・エンド線
F Stops all times <F>Stops rush hours in peak direction onlyINDカルバー線
N Stops all timesBMTシー・ビーチ線
  1. ^ モンタギュー・ストリート・トンネルからブライトン線に乗り入れる定期列車はない。
  2. ^ アベニューH駅では南行ホームのみ車椅子対応。

脚注

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  1. ^ “Flatbush Notes”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 7. (May 16, 1896). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1896/05/16&Page=7&skin=BE 
  2. ^ “Parkville Notes”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 10. (April 27, 1897). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1897/04/27&Page=10&skin=BE. "Charles H Severs of Washington avenue has finished work on the railroad station at Fiske Terrace." 
  3. ^ The Little Station in the Woods”. 12 Sep, 2013閲覧。
  4. ^ Seymour, Jr. (State Engineer & Surveyor), Horatio (1879). Annual Report on the Railroads of New York (1878). Albany, NY: New York State / Charles van Benthuysen & Sons. p. 58. https://books.google.co.jp/books?id=L4o2AAAAIAAJ&pg=PA58&redir_esc=y&hl=ja. "July 11 About half past nine in the evening John Galagher was struck by engine No 4 train No 101 going south at Greenfield and was instantly killed He was standing on the platform when the train approached and when the engine was within fifty feet of him he stepped on the track in front of the train and was struck and instantly killed He was employed on repairs of track at the time Coroner's jury exonerated the company from any blame in the matter" 
  5. ^ “Coney Island: Railroad to Brighton Beach”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 1. (November 1, 1878). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1878/11/01&Page=1&skin=BE. "Commencing on Monday October 1, the Brooklyn, Flatbush and Coney Island Railway Company will run trains from Prospect Park Station (Willinks) For Brighton Beach as follows: ... stopping both ways at Flatbush [Church Ave], Parkville [Newkirk], South Greenfield [Avenue M], Gravesend [Avenue U], Neck Road and Sheepshead Bay." 
  6. ^ “Killed on the Rail”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 4. (August 25, 1878). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1878/08/25&Page=4&skin=BE 

関連項目

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外部リンク

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