アイギアレイア

アイギアレイア（古希: Αἰγιάλεια, Aigialeia, ラテン語: Aegialea）、あるいはアイギアレー（古希: Αἰγιαλη, Aigiale）は、ギリシア神話の女性。

• 一説にアイオロスの妻^[1]。
• ディオメーデースの妻（以下に説明）。

アイギアレイア（Αἰγιάλεια, Aigialeia）は、ギリシア神話の女性である。アルゴスの王アドラーストスとアムピテアーの娘で、アイギアレウス、キュアニッポス、アルゲイアー、デーイピュレーと兄弟^[2]。テューデウスの子ディオメーデースの妻^[3][4]。

アイギアレイアは夫ディオメーデースがトロイア戦争で留守にしている間に、ステネロスの子コメーテースと関係を持ったといわれる。原因はナウプリオスにそそのかされたとも^[5]、アプロディーテーがトロイア戦争でディオメーデースに傷つけられた仕返しであるともいわれる^[6]。トロイアから帰国したディオメーデースはアイギアレイアの不貞を怒ったが^[7]、アルゴスから追い払われた^[8]。

• アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫（1953年）
• オウィディウス『変身物語（下）』中村善也訳、岩波文庫（1984年）
• 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店（1960年）