空本誠喜
空本 誠喜 そらもと せいき | |
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生年月日 | 1964年3月11日(60歳) |
出生地 | 日本 広島県安芸郡音戸町藤脇 (現・呉市) |
出身校 | 東京大学大学院工学系研究科博士課程 東京大学大学院工学系研究科修士課程 早稲田大学理工学部 |
前職 | 東芝従業員 |
所属政党 | (自由党→) (民主党→) (無所属→) 日本維新の会 |
称号 | 博士(工学) |
配偶者 | 独身(離婚歴あり) |
公式サイト | 衆議院議員 空本せいき公式サイト |
選挙区 | (広島4区→) (比例中国ブロック→) 広島4区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2009年 - 2012年11月16日 2021年11月5日[1] - 現職 |
空本 誠喜 (そらもと せいき、1964年3月11日 - )は、日本の政治家。日本維新の会所属の衆議院議員(3期)。環境委員会委員。
略歴
[編集]広島県安芸郡音戸町藤脇(現:呉市)出身。広島県立呉三津田高等学校、早稲田大学理工学部卒業。
1989年、東京大学大学院工学系研究科原子力工学専攻 修士課程修了。
1992年、東京大学大学院工学系研究科原子力工学専攻 博士課程修了、博士(工学)を取得[2]。
1993年、東芝に入社し、原子力事業部に配属される(2001年6月まで)。
1994年、応用物理学会より放射線賞(奨励賞)を授与される。
2002年、現・原子力災害サポートオフィスを設立。
2003年の民由合併後、民主党公認で第43回衆議院議員総選挙に広島4区から初出馬するが、自由民主党の中川秀直に敗れ落選。
2005年、第44回衆議院議員総選挙に広島4区から出馬するが、再度中川に敗れ落選。
2009年、第45回衆議院議員総選挙に広島4区から出馬し、中川を破り初当選(中川も比例復活)。
2012年 第46回衆議院議員総選挙に広島4区から出馬するが、中川秀直の次男・中川俊直に敗れ、比例復活できずに落選[3][4]。
2014年に行われた第47回衆議院議員総選挙に、広島4区から無所属で出馬を検討していたが、体調が万全でないことで出馬を断念[5]。
2017年に行われた第48回衆議院議員総選挙は、当初広島4区から無所属で出馬を予定[6]していたが、10月5日に日本維新の会公認で出馬する事になった[7]。投開票の結果、選挙区で新谷正義に敗れ落選。
2018年3月13日、広島維新の会(日本維新の会の広島県総支部)の幹事長に就任。
2019年に行われた第25回参議院議員通常選挙に、日本維新の会公認で比例区より出馬[8]したが、落選。
2019年11月30日、日本維新の会衆院広島4区支部長就任が発表された[9]。
県内出身の岸田文雄が総理に就任した直後の2021年10月31日に行われた第49回衆議院議員総選挙で広島4区から出馬し、新谷に敗れ3位で落選したものの、維新が比例中国ブロックで1議席を獲得したため比例復活で当選。
2024年、第50回衆議院議員総選挙に広島4区から出馬し、区割り変更で広島5区から選挙区が変更された寺田稔を一騎打ちで破り当選(寺田も比例復活)。
人物
[編集]- 基礎スキー正指導員、基礎スキーB級検定員(全日本スキー連盟)
- その他のスポーツ(水泳、テニス、ゴルフ、乗馬など)
- 工学博士(原子力工学)、放射線賞(応用物理学会)
- 電気主任技術者、電気通信主任技術者、電気工事士
- 小型船舶1級 他
原子力
[編集]- 福島第一原子力発電所事故直後の3月15日、指導教官の一人であった東京大学大学院教授の小佐古敏荘を放射線防護の第一人者として大畠章宏国土交通大臣(当時)と海江田万里経済産業大臣(当時)に紹介し、大島敦のすすめで内閣官房参与に推薦した。また同日の夜に内閣総理大臣の菅直人から原発事故収束のための協力を依頼され、東大・原子力の恩師である近藤駿介原子力委員会委員長と小佐古他とともに緊急助言チームを立ち上げた[10]。
- 2019年2月3日、NHK総合「明日へ つなげよう 証言記録▽豊穣(じょう)の海を取り戻せ~闘う漁師8年の記録」で、原子力の専門家(元東芝の技術者)かつ政治家(当時官邸に直接助言してきた衆議院議員)として、低レベル汚染水の海洋放出(2011年4月4日)の考え方や汚染水問題の住民説明の在り方について解説した[11][12]。
政策・主張
[編集]- 2012年の消費増税をめぐる政局では、6月26日の衆議院本会議で行われた消費増税法案の採決で、党の賛成方針に反対して、棄権した[13][14]。民主党は7月3日の常任幹事会で厳重注意処分とする方針を決定し[15][16][17][18][19]、7月9日の常任幹事会で正式決定した[20][21][22]。
- 選択的夫婦別姓導入に「賛成」としている[23]。
不祥事
[編集]政治資金
[編集]空本が代表を務める「日本維新の会衆議院広島県第4選挙区支部」が、政治資金規正法で提出が義務付けられている2020年分の政治資金収支報告書を提出の締め切りから半年以上が経った時点でも提出していなかった。空本は「必要な領収書が手元になく遅れてしまった」と釈明し、2021年12月28日までに提出したと述べた[24]。
党代表選での秘密投票の侵害
[編集]2022年日本維新の会代表選挙が行われていた8月18日未明、空本は自身のtwitterに候補者である馬場伸幸衆議院議員の氏名が書かれた6枚の投票用紙を持った写真とともに「支援者回りをしながら、直接代表選の投票用紙の書き方をご説明。そしてまとめて投函」と投稿した[25]。候補者の一人である足立康史衆議院議員がこの投稿を問題視し、「(議員の)地位を乱用した投票強要に当たる」として党代表選挙管理委員会に異議を申し立て、選管は空本が投函した投票用紙の特定が困難なことから無効とはしない判断をした一方、規則で定めた「投票の秘密」を侵害したとして、空本を口頭で厳重注意した[25]。空本は取材に対し、「党員の親戚から誰に投票すべきかを相談されたので訪問した。その後、投函を頼まれただけだ。無理に名前を書かせたわけではない」と釈明し、厳重注意については「何が問題か分からないが、(投票の秘密を守るという)党の方針には従う」と述べ、投稿は削除した[25]。また、これとは別に空本は自身が代表を務める党広島県総支部で管理している一般党員の名簿の一部を無断で馬場陣営に提供していた[25]。9月29日、この問題で党は空本を3カ月の党役職停止処分とした[26]。
著書
[編集]- 汚染水との闘い - 福島第一原発・危機の深層(2014年8月5日発行、ちくま新書)ISBN 978-4-480-06791-3
- 二〇ミリシーベルト - 福島第一原発事故 被ばくの深層(2017年4月17日発行、論創社)ISBN 978-4-8460-1607-4
脚注
[編集]- ^ 令和3年11月5日中央選挙管理会告示第28号(令和三年十月三十一日執行の衆議院比例代表選出議員の選挙における衆議院名簿届出政党等に係る得票数、当選人の数並びに当選人の住所及び氏名に関する件)
- ^ 国立国会図書館. “博士論文『A study on radiation detection methods using optical techniques : applications of laser and fiber optics』”. 2023年5月23日閲覧。
- ^ 民主、逆風しのげず 5県 - 中国新聞 2012年12月17日
- ^ 朝日新聞デジタル:広島 - 開票速報 - 第46回総選挙
- ^ 4区の空本氏も立候補を断念 - 中国新聞 2014年11月27日
- ^ 広島4区、元職の空本誠喜氏が出馬会見 - 産経WEST 2017年9月25日
- ^ 広島4区に元職=維新【17衆院選】 - 時事ドットコムニュース 2017年10月5日
- ^ 維新、4人を参院選2次公認 産経新聞2019年1月22日付
- ^ “維新が衆院4支部長決定 参院も4人再任”. 産経新聞. (2019年11月30日)
- ^ “影武者たちの真実”. 東京新聞. (2012年5月25日)
- ^ NHK. “ドキュメンタリー | 明日へ つなげよう - NHK”. www.nhk.or.jp. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “[明日へ−つなげよう− 【証言記録▽豊穣(じょう)の海を取り戻せ〜闘う漁師8年の記録】 の番組概要ページ - gooテレビ番組(関東版)]”. gooテレビ番組. 2019年2月3日閲覧。
- ^ “反対・棄権・欠席した民主党衆院議員の顔ぶれ”. 読売新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “<消費増税法案>民主57人反対 事実上の分裂状態に”. 毎日新聞. (2012年6月26日). オリジナルの2012年6月29日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】一体改革関連法案をめぐる民主党の処分・措置等一覧(敬称略)”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月4日時点におけるアーカイブ。
- ^ “【民主分裂】離党届提出の衆院37人を除名 鳩山元首相は党員資格停止6カ月”. 産経新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月3日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏ら37人除籍=民主処分、鳩山氏は資格停止6カ月―離党組減り衆参49人”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月6日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主党:小沢元代表ら衆院37人除名、鳩山氏党員資格停止”. 毎日新聞. (2012年7月3日). オリジナルの2012年7月5日時点におけるアーカイブ。
- ^ “小沢氏ら37人除名処分へ 鳩山氏は党員資格停止6カ月”. 朝日新聞. (2012年7月4日). オリジナルの2013年4月24日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鳩山氏は資格停止3カ月=小沢氏らの除籍決定―民主”. Yahoo!ニュース. 時事通信. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月12日時点におけるアーカイブ。
- ^ “鳩山元首相、党員資格停止3カ月に短縮 小沢元代表ら37人除籍処分は原案通り 民主党臨時常任幹事会”. 産経新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年7月9日時点におけるアーカイブ。
- ^ “民主:鳩山元首相の処分半減 増税法案反対で”. 毎日新聞. (2012年7月9日). オリジナルの2012年8月7日時点におけるアーカイブ。
- ^ “朝日・東大谷口研究室共同調査”. 朝日新聞 (2019年). 2019年7月8日閲覧。
- ^ “維新と立民 計3支部で締め切り後も政治資金収支報告書提出せず”. NHK NEWS WEB. (2021年12月28日) 2021年12月30日閲覧。
- ^ a b c d “維新衆院議員、投票の秘密侵害 記入済み代表選投票用紙を写真投稿”. 毎日新聞. (2022年8月18日) 2022年8月18日閲覧。
- ^ “吉田衆院議員に離党勧告 参院選候補に1000万円要求で―維新”. 時事ドットコム. (2022年9月26日) 2022年9月29日閲覧。
関連事項
[編集]外部リンク
[編集]- 衆議院議員 空本誠喜(そらもとせいき)公式サイト
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