第16普通科連隊

第16普通科連隊
重迫撃砲中隊の120mm迫撃砲 RT
創設 1954年(昭和29年)8月10日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位 連隊
兵科 普通科
所在地 長崎県 大村市
編成地 大村
上級単位 第4師団
担当地域 長崎県
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第16普通科連隊(だいじゅうろくふつうかれんたい、JGSDF 16th Infantry Regiment)は、長崎県大村市大村駐屯地に駐屯する、陸上自衛隊第4師団隷下の普通科連隊である。

概要

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連隊長は1等陸佐(二)が充てられ、連隊本部、本部管理中隊、4個普通科中隊および重迫撃砲中隊により編成される。

訓練は主に大多武演習場や大野原演習場及び日出生台演習場などで実施している。

沿革

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  • 1954年(昭和29年)
    • 8月10日:第16普通科連隊が大村駐屯地において編成完結。第2大隊は熊本駐屯地に、第3大隊は前川原駐屯地に配置。
    • 8月17日:駐屯地司令職を第10普通科連隊長から移譲。
    • 10月28日:第3大隊が前川原駐屯地から大村駐屯地に移駐。
  • 1956年(昭和31年)1月26日:第2大隊が熊本駐屯地から大村駐屯地に移駐。
  • 1962年(昭和37年)8月15日:第4管区隊の第4師団への改編に伴い、連隊再編。本部管理中隊、4個普通科中隊および重迫撃砲中隊の編成となる。
  • 1990年(平成02年)3月26日:第4師団の近代化改編により、自動車化。
  • 2003年(平成15年)3月27日:第4師団の「沿岸配備型師団」への改編。
  1. 軽装甲機動車および01式軽対戦車誘導弾を配備。
  2. 後方支援体制変換に伴い、整備部門を第4後方支援連隊第2整備大隊第1普通科直接支援隊へ移管。

警備隊区

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対馬を除く長崎県全域(本土・壱岐・五島列島)。

部隊編成

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  • 第16普通科連隊本部
  • 本部管理中隊「16普‐本」
  • 第1普通科中隊「16普‐1」:高機動車81mm迫撃砲 L1601式軽対戦車誘導弾
  • 第2普通科中隊「16普‐2」:高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
  • 第3普通科中隊「16普‐3」:高機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
  • 第4普通科中隊「16普‐4」:軽装甲機動車、81mm迫撃砲 L16、01式軽対戦車誘導弾
  • 重迫撃砲中隊「16普‐重」:120mm迫撃砲 RT、軽装甲機動車

整備支援部隊

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  • 第4後方支援連隊第2整備大隊第1普通科直接支援隊「4後支-2-1普」(大村駐屯地):2003年(平成15年)3月27日から

主要幹部

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官職名 階級 氏名 補職発令日 前職
第16普通科連隊長
兼 大村駐屯地司令
1等陸佐 土肥崇紀 2023年08月01日 自衛隊東京地方協力本部募集課長
歴代の第16普通科連隊長
(1等陸佐・大村駐屯地司令兼補)
氏名 在職期間 前職 後職
01 中村三愛 1954年08月10日 - 1957年03月15日 保安隊普通科学校附 監察隊長
陸上幕僚監部監察課長
02 安部康彦 1957年03月16日 - 1958年07月31日 第8混成団本部第3部長 西部方面総監部第3部長
03 黒田弥一郎 1958年08月01日 - 1959年12月30日 西部方面総監部第3部長 第8混成団本部幕僚長
04 藤吉誠之 1959年12月31日 - 1961年07月31日 陸上自衛隊幹部学校教官 陸上自衛隊富士学校普通科教育部副部長
05 伊集院豊 1961年08月01日 - 1964年07月15日 陸上自衛隊幹部候補生学校企画室 西部方面総監部監察官
06 井手洋 1964年07月16日 - 1966年07月15日 陸上幕僚監部付 防衛研修所所員
07 溝上嘉幸 1966年07月16日 - 1968年07月15日 自衛隊富山地方連絡部 西部方面総監部厚生課長
08 野副直行 1968年07月16日 - 1970年07月15日 陸上自衛隊幹部学校学校教官 檜町警備隊
09 井上宣正 1970年07月16日 - 1972年07月16日 陸上幕僚監部付 陸上幕僚監部第5部普通科班長
10 三上博康 1972年07月17日 - 1974年07月15日 自衛隊島根地方連絡部 中部方面総監部募集課長
11 西政徳 1974年07月16日 - 1976年08月01日 陸上自衛隊幹部学校学校教官 西部方面総監部募集課長
12 尾崎正 1976年08月02日 - 1978年03月15日 陸上幕僚監部第3部業務計画班長 第11師団司令部幕僚長
13 小倉眞 1978年03月16日 - 1979年07月31日 陸上自衛隊幹部学校学校教官 第13師団司令部幕僚長
14 成田保夫 1979年08月01日 - 1981年07月31日 陸上自衛隊幹部学校学校教官 陸上自衛隊富士学校普通科部
研究課長
15 馬渡隼人 1981年08月01日 - 1983年03月15日 陸上幕僚監部調査部付 陸上幕僚監部調査部調査第1課長
16 福山省明 1983年03月16日 - 1986年03月16日 東北方面総監部防衛部訓練課長 第2混成団本部高級幕僚
17 山口賢介 1986年03月17日 - 1987年07月06日 陸上幕僚監部教育訓練部訓練課
演習班長
陸上幕僚監部防衛部研究課長
18 友岡幹和 1987年07月07日 - 1990年03月15日 第8師団第4部長 東部方面総監部調査部長
19 山口義廣 1990年03月16日 - 1992年03月15日 陸上幕僚監部人事部人事計画課
企画班長
陸上幕僚監部教育訓練部訓練課長
20 山内明彦 1992年03月16日 - 1994年06月30日 陸上幕僚監部人事部人事計画課
服務班長
北部方面総監部総務部長
21 澤山正一 1994年07月01日 - 1996年03月24日 陸上幕僚監部防衛部防衛課
編成班長
陸上幕僚監部監理部総務課
庶務室長
22 品川澄雄 1996年03月25日 - 1998年07月31日 統合幕僚会議事務局副官 自衛隊愛媛地方連絡部
23 児玉慎二 1998年08月01日 - 2000年11月30日 中部方面総監部人事部人事課長 陸上自衛隊幹部学校主任研究開発官
24 藤﨑護 2000年12月01日 - 2002年03月21日 陸上幕僚監部防衛部防衛課
防衛班長
陸上幕僚監部教育訓練部訓練課長
25 傍島伸也 2002年03月22日 - 2004年03月31日 陸上自衛隊研究本部主任研究開発官 陸上自衛隊補給統制本部総務部長
26 岡崎勝司 2004年04月01日 - 2006年08月03日 第4師団司令部付 陸上自衛隊富士学校普通科部
教育課長
27 河井繁樹 2006年08月04日 - 2008年07月31日 東部方面総監部防衛部防衛課長 部隊訓練評価隊
28 高田祐一 2008年08月01日 - 2009年12月06日 陸上幕僚監部教育訓練部教育訓練課
教育班長
陸上幕僚監部運用支援・情報部
運用支援課長
29 伊崎義彦 2009年12月07日 - 2012年03月29日 第8師団司令部第3部長 国際活動教育隊
駒門駐屯地司令
30 濱本博文 2012年03月30日 - 2014年03月22日 第1師団司令部第3部長 陸上自衛隊研究本部主任研究開発官
31 藤岡史生 2014年03月23日 - 2015年08月03日 統合幕僚監部運用部運用第1課
防衛警備班長
陸上幕僚監部人事部補任課長
32 佐野浩司 2015年08月04日 - 2017年03月26日 陸上幕僚監部運用支援・情報部
運用支援課運用支援第1班長
陸上自衛隊研究本部主任研究開発官
33 南野延寿 2017年03月27日 - 2019年11月30日 西部方面総監部総務部広報室長 海田市駐屯地業務隊長
34 杉原正典 2019年12月01日 - 2021年07月31日 第13旅団司令部第3部長 陸上自衛隊教育訓練研究本部勤務
35 福添哲生 2021年08月01日 - 2023年07月31日 第8師団司令部第3部長 陸上自衛隊教育訓練研究本部勤務
36 土肥崇紀 2023年08月01日 - 自衛隊東京地方協力本部募集課長

主要装備

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その他

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  • 例年、年末に島原城の城壁清掃を行っており、2024年(令和5年)12月20日~22日にも実施し、その回数は2024年分を含めて45回となった。
  • 長崎県を隊区とする大村駐屯地の主力部隊として雲仙岳噴火に伴う災害派遣に参加。史上最長である1658日の派遣期間の大半を担当した。

出典

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防衛省人事発令”. 2015年8月4日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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