英州
英州(えいしゅう)は、中国にかつて存在した州。南漢から南宋にかけて、現在の広東省清遠市英徳市一帯に設置された。
概要
[編集]920年(乾亨4年)、南漢により興王府湞陽県に英州が置かれた。
1195年(慶元元年)、南宋により英州は英徳府に昇格した。英徳府は広南東路に属し、真陽・浛洸の2県を管轄した[1]。
1278年(至元15年)、元により英徳府は英徳路と改められた。1286年(至元23年)、英徳路は英徳州に降格した。1300年(大徳4年)、英徳州は英徳路に昇格した。1308年(至大元年)、英徳路は英徳州に降格した。英徳州は江西等処行中書省に属し、翁源県1県を管轄した[2]。
1369年(洪武2年)、明により英徳州は廃止され、英徳県と改められた[3]。