国道192号
一般国道 | |
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国道192号 | |
地図 | |
総延長 | 142.3 km |
実延長 | 98.9 km |
現道 | 93.0 km |
制定年 | 1953年(昭和28年) |
起点 | 愛媛県西条市 小川交差点(北緯33度54分30.68秒 東経133度11分32.26秒 / 北緯33.9085222度 東経133.1922944度) |
主な 経由都市 | 愛媛県四国中央市 徳島県三好市 |
終点 | 徳島県徳島市 徳島本町交差点(北緯34度4分17.83秒 東経134度33分29.13秒 / 北緯34.0716194度 東経134.5580917度) |
接続する 主な道路 (記法) | 国道11号 国道319号 国道32号 国道438号 国道193号 国道492号 国道318号 |
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国道192号(こくどう192ごう)は、愛媛県西条市から徳島県徳島市に至る一般国道である。
概要
[編集]起点の西条市から、四国中央市の井地交差点まで、国道11号と重複した後、徳島県を東西に、ほぼ吉野川に沿うかたちで通っている。また沿線には、四国中央市川之江、三好市池田、美馬市穴吹、吉野川市鴨島など、地方の中心都市が存在する。そのため全線を通して交通量は非常に多い。そのような位置づけから、路線は全区間で2車線以上で非常に走りやすい道路で、3桁国道だが国土交通省管理となっている。
現在、徳島市中心部を経由せずに国道11号、国道55号、国道192号を相互に結ぶ徳島環状道路の建設が進んでおり、そのうち南側の部分(国道192号 - 国道55号)は国道192号の新道という扱いになっている。現在は徳島県道207号鬼籠野国府線との交点部分までの側道、および国道438号交点から終点(法花町から終点までは側道のみ)が完成している。
路線データ
[編集]一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 起点:西条市(小川交差点 = 国道11号上)
- 終点:徳島市(徳島本町交差点 = 国道11号・国道28号交点、国道318号・国道438号・国道439号起点)
- 重要な経過地:新居浜市、伊予三島市[注釈 2]、川之江市[注釈 2]、徳島県三好郡池田町[注釈 3]、同郡井川町[注釈 3]、同県美馬郡半田町[注釈 4]、同郡貞光町[注釈 4]、同郡穴吹町[注釈 5]、同県麻植郡山川町[注釈 6]、同郡鴨島町[注釈 6]
- 総延長 : 142.3 km(徳島県 92.4 km、愛媛県 49.9 km)重用延長を含む[2][注釈 7]
- 重用延長 : 43.4 km(徳島県 5.7 km、愛媛県 37.7 km)[2][注釈 7]
- 未供用延長 : なし[2][注釈 7]
- 実延長 : 98.9 km(徳島県 86.7 km、愛媛県 12.2 km)[2][注釈 7]
- 指定区間:西条市大町字小川194番10 - 徳島市徳島本町1丁目2番2(全線)[3]
歴史
[編集]年表
[編集]- 1920年(大正9年)
- 1953年(昭和28年)5月18日 - 二級国道192号西条徳島線(西条市 - 徳島市)として指定施行[5]。当時の終点はかちどき橋南詰交差点だった[6]。
- 1965年(昭和40年)4月1日 - 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道192号として指定施行[1]。
工事概要
[編集]- 1961年(昭和36年)3月 - 国鉄牟岐線との立体交差を含む徳島市内の元町 - 徳島本町徳島交差点前の区間が完成[7]。
- 1966年(昭和41年)4月 - 徳島県美馬郡半田町で改良工事に着手[8]。
- 1967年(昭和42年) - 愛媛県川之江市石川地区で改良工事に着手[9]。
- 1972年(昭和47年)
- 1973年(昭和48年) - 愛媛県内一次改築完了[9]。
- 1977年(昭和52年)3月 - 徳島県三好郡池田町白地地区1次改築完成[11]。
- 1978年(昭和53年)3月28日 - 川之江バイパス暫定供用開始[11]。
- 1979年(昭和54年)3月 - 徳島県内一次改築完了[12]。
災害について
[編集]立ち往生車両の撤去のため四国地方整備局は、2014年(平成26年)11月21日に改正された災害対策基本法を初適用し[14]、車両の排除を行い12月5日の5時20分より開始していた通行止めを12月6日7時30分に解除した[15]。
路線状況
[編集]毎年1月には徳島駅伝が行われるため交通規制がかかる。主に徳島市では、1953年(昭和28年)に開催された四国国体に合わせて道路が整備されたことから、国体道路と呼称される[16]。
バイパス
[編集]- 川之江市内の交通混雑を解消すること、地域開発を目的として1970年(昭和45年)に事業着手した、全長2,940 m(川之江市川之江町-上分町城下)のバイパス[17]。幅員は18 mで構造規格は4種2級[18]。
重複区間
[編集]- 国道11号(愛媛県西条市・小川交差点(起点) - 四国中央市川之江町・井地交差点)
- 国道32号・国道319号(徳島県三好市池田町白地 - 三好市井川町・井川池田IC入口交差点[19])
- 国道438号(徳島県美馬郡つるぎ町半田・貞光交差点 - つるぎ町貞光・大須賀交差点)
- 国道193号(徳島県美馬市穴吹町・穴吹橋交差点 - 吉野川市山川町・瀬詰交差点)
- 国道318号(徳島県吉野川市鴨島町・上下島交差点 - 終点)
- 国道438号・国道439号(徳島市・元町交差点 - 終点)
道路施設
[編集]橋梁
[編集]トンネル
[編集]道の駅
[編集]- 徳島県
- 貞光ゆうゆう館(美馬郡つるぎ町)
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]- 国道11号(西条市大町・小川交差点)
- いよ西条IC - 松山自動車道(西条市)
- 土居IC - 松山自動車道(四国中央市)
- 国道319号 (四国中央市三島金子・三島金子交差点)
- 国道11号(四国中央市川之江町・井地交差点)
- 国道11号(四国中央市上分町)
- 国道32号 (三好市池田町白地・池田大橋西詰)(※国道32号重複=国道319号)
- 井川池田IC - 徳島自動車道(三好市)
- 国道32号(三好市井川町・井川池田IC入口交差点[19])(※国道32号重複=国道319号)
- 国道438号 (美馬郡つるぎ町半田・貞光交差点)
- 国道438号(つるぎ町貞光・大須賀交差点)
- 国道193号、国道492号 (美馬市穴吹町・穴吹橋交差点)
- 国道193号(吉野川市山川町・瀬詰交差点)
- 国道318号 (吉野川市鴨島町・上下島交差点)
- 国道438号 (徳島市・元町交差点)(※国道438号重複=国道439号)
- 国道11号(徳島市・徳島本町交差点)(※国道11号重複=国道28号)
主な峠
[編集]- 境目峠(標高400 m):愛媛県四国中央市 - 徳島県三好市
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b “一般国道の路線を指定する政令(昭和40年3月29日政令第58号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月29日閲覧。
- ^ a b c d e f g “表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況” (XLS). 道路統計年報2023. 国土交通省道路局. 2024年4月11日閲覧。
- ^ “一般国道の指定区間を指定する政令(昭和33年6月2日政令第164号)”. e-Gov法令検索. 総務省行政管理局. 2012年9月29日閲覧。
- ^ 建設省四国地方建設局 1968, p. 268.
- ^ ウィキソースには、二級国道の路線を指定する政令(昭和28年5月18日政令第96号)の原文があります。
- ^ 徳島市史. 徳島市. p. 463
- ^ 徳島市史. 第3巻. 徳島市. p. 464
- ^ 建設省四国地方建設局 1986, p. 423.
- ^ a b 建設省四国地方建設局 1986, p. 424.
- ^ 建設省四国地方建設局 1999, p. 98.
- ^ a b 建設省四国地方建設局 1999, p. 99.
- ^ 建設省四国地方建設局徳島工事事務所 1997, p. 277.
- ^ “県西積雪で交通まひ 国道192号、車130台立ち往生”. 徳島新聞ONLINE. (2014年12月5日). オリジナルの2014年12月5日時点におけるアーカイブ。 2015年1月18日閲覧。
- ^ “改正災害対策基本法の初適用による立ち往生車両の排除” (PDF). 内閣府. 2015年1月18日閲覧。
- ^ “国道192号における積雪による通行止めの解除及び災害対策基本法に基づく区間指定の廃止について” (PDF). 国土交通省四国地方整備局. 2015年1月18日閲覧。
- ^ “41 道路の変遷”. 徳島の20世紀. JRT四国放送. 2008年6月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年9月28日閲覧。
- ^ 建設省四国地方建設局松山工事事務所 1985, p. 434.
- ^ 建設省四国地方建設局松山工事事務所 1985, p. 435.
- ^ a b “一般国道32号井川インター関連事後評価”. 国土交通省 四国地方整備局 (2009年3月12日). 2019年6月12日閲覧。
- ^ 建設省四国地方建設局徳島工事事務所 1997, p. 315.
- ^ 建設省四国地方建設局徳島工事事務所 1997, p. 317.
参考文献
[編集]- 建設省四国地方建設局『四国地方建設局十年史』建設省四国地方建設局、1968年6月1日。 NCID BN03792512。
- 建設省四国地方建設局松山工事事務所『松山工事四十年史』社団法人四国建設弘済会、1985年10月。
- 建設省四国地方建設局『四国地方建設局三十年史』社団法人四国建設弘済会、1986年6月。
- 建設省四国地方建設局徳島工事事務所『徳島工事五十年史』建設省四国地方建設局徳島工事事務所、1997年10月。
- 建設省四国地方建設局『われらが四国 : 建設省四国地方建設局開局40年のあゆみ』社団法人四国建設弘済会、1999年3月。