福山守
福山 守 ふくやま まもる | |
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生年月日 | 1952年12月19日(72歳) |
出生地 | 日本 徳島県徳島市八万町 |
出身校 | 麻布獣医科大学卒業 |
所属政党 | 自由民主党(額賀派→石破派) |
親族 | 次男・福山博史(徳島県議会議員) |
公式サイト | 福山守事務所公式ホームページ |
選挙区 | (徳島1区→) 比例四国ブロック |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2012年12月18日 - 2021年10月14日 |
第82代 徳島県議会議長 | |
在任期間 | 2008年3月18日 - 2009年3月19日 |
選挙区 | 徳島市選挙区 |
当選回数 | 6回 |
在任期間 | 1991年 - 2012年 |
徳島市議会議員 | |
当選回数 | 1回 |
在任期間 | 1987年 - 1991年 |
福山 守(ふくやま まもる、1952年12月19日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の元衆議院議員(3期)。
内閣府大臣政務官・環境大臣政務官(第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣)、徳島県議会議長(第82代)、徳島県議会議員(6期)、徳島市議会議員(1期)等を歴任した。
来歴
[編集]1987年、徳島市議会議員に初当選[1]。1991年、徳島県議会議員に当選し、以後6期連続で当選[1]。自由民主党に所属し、2002年には徳島県連幹事長に就任[1]。2008年、第82代徳島県議会議長に選出された[1][2]。
2012年、徳島県議を6期目の任期途中で辞職。同年12月の第46回衆議院議員総選挙に自民党公認で徳島1区から出馬し、民主党前職で内閣官房長官や行政刷新担当大臣を歴任した仙谷由人を、比例復活すら許さない大差で破り、初当選した[3][4]。
2014年7月15日、自民党は、衆議院小選挙区の定数「0増5減」で選挙区が3から2に減る徳島県について、徳島1区を後藤田正純とし、福山を比例四国ブロックに転出させることを決めた[5]。同年9月、第2次安倍改造内閣で内閣府大臣政務官および環境大臣政務官に任命された[1]。
同年12月の第47回衆議院議員総選挙で、自民党は比例四国ブロックの名簿の単独1位に福井照を、単独2位に福山を登載した。同党は同ブロックで3議席を獲得し、福山は再選された[6]。選挙後に発足した第3次安倍内閣で内閣府大臣政務官・環境大臣政務官に再任。2015年9月、石破派の結成に参加した[7]。
2017年10月の第48回衆議院議員総選挙で、前回同様、自民党は比例四国ブロックの名簿の単独1位に福井を、単独2位に福山を登載。同党は同ブロックで3議席を獲得し、福山は3期目の当選を果たした[8][9]。同ブロック内では、小選挙区で敗れた高知2区の山本有二が比例復活で当選した。
2019年12月9日、徳島市長の遠藤彰良は再選出馬を表明[10]。2020年1月15日には元市民団体代表の内藤佐和子が徳島市長選挙へ立候補する意向を表明した[11]。後藤田正純の後ろだてがある遠藤が再選されると徳島1区への復帰の道はさらに遠のく。そう考えた福山は腹をくくり、内藤を支援することを決めた。同年1月25日に行われた自民党徳島県連会長の山口俊一の政治資金パーティーで福山は内藤を知人に紹介して回った[12]。「石破派同士の代理戦争」と評された市長選は同年4月5日に行われ、内藤が僅差で遠藤をかわし初当選した[12][13]。
2021年10月の第49回衆議院議員総選挙で、山本有二は地盤の高知2区を前高知県知事の尾﨑正直に譲った。自民党は比例四国ブロックの名簿の単独1位に山本を優遇して登載するが、2位をすべて重複立候補者11人に充てた。福山は単独13位、福井は14位に順位を落とされた。自民党は例年同様、同ブロックで3議席を獲得し、その結果、福山も福井も落選した[14]。
2023年8月7日、福山は翌年4月の徳島市長選挙への立候補の意向を示した[15]。9月4日夜、内藤佐和子は自身のX(旧ツイッター)で、市長選挙への出馬表明を行った[16]。
2024年3月13日、内藤は記者会見を開き、正式に不出馬を表明した[17]。3月29日、国民民主党徳島県連は市長選挙において福山を推薦することを決定[18]。3月31日、市長選挙が告示され、福山と元市長の遠藤彰良が立候補を届け出た[19]。4月5日、同党代表の玉木雄一郎は徳島入りし、市役所前で行われた街頭演説会に参加した[20]。4月7日、市長選執行。投票締め切りの20時直後に遠藤の当選確実が報じられ[21]、落選した[22]。
※当日有権者数:205,296人 最終投票率:41.37%(前回比:2.49pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
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遠藤彰良 | 68 | 無所属 | 元 | 48,292票 | 57.83% | |
福山守 | 71 | 無所属 | 新 | 35,218票 | 42.17% | (推薦)国民民主党 |
政策・主張
[編集]憲法
[編集]外交・安全保障
[編集]ジェンダー
[編集]- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[23]。
- 「同性婚を制度として認めるべきだと考るか」との2021年の毎日新聞社のアンケートに対して「認めるべき」と回答[23]。
- クオータ制の導入について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[23]。
消費税増税
[編集]- 「消費税0%の検討」を掲げた『国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言』に賛同している[28]。
その他
[編集]- 森友学園への国有地売却をめぐる公文書改竄問題で、2021年5月6日、国は「赤木ファイル」の存在を初めて認めた[29]。しかし5月13日、菅義偉首相はファイルの存在を踏まえた再調査を行わない考えを報道各社に書面で示した[30]。9月の自民党総裁選挙で総裁に選出された岸田文雄も10月11日、衆議院本会議の代表質問で再調査の実施を否定した[31]。国の対応をどう考えるかとの同年の毎日新聞社のアンケートに対し「これ以上、調査や説明は必要ない」と回答[23]。
人物・不祥事
[編集]- 2020年6月16日の原子力問題調査特別委員会において、審議とは関係のない西村京太郎のトラベルミステリー小説「宮古行『快速リアス』殺人事件」を熟読していた[34]。
- 2022年1月15日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体「徳島県平和大使協議会」は徳島市で安全保障をテーマとする徳島県平和大使セミナーを開催[35]。福山は、教団信者であることを公言している徳島市議の美馬秀夫[36]とともに出席し、徳島県平和大使協議会の顧問として挨拶した。
所属団体・議員連盟
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g プロフィール・アクセスマップ - 衆議院議員 福山守事務所公式
- ^ “第82代徳島県議会議長になった福山守(ふくやま・まもる)さん”. 徳島新聞. (2008年3月19日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “仙谷氏「大敗、完敗でございます」 比例復活もならず”. 朝日新聞. (2012年12月17日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “民主・仙谷副代表、比例も復活ならず…徳島1区”. 読売新聞. (2012年12月16日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “自民、徳島1区・福山氏の比例転出を決定”. 日本経済新聞. (2014年7月14日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “福山守(比例・四国・自民):衆院選2014”. 読売新聞 2018年3月11日閲覧。
- ^ “石破派「水月会」が発足 参加した20人の国会議員は?”. ハフィントンポスト. (2015年9月29日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “自民・福山氏が比例四国2位 衆院選名簿順位発表”. 徳島新聞. (2017年10月10日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “衆院選2017:自民がっちり2議席(その1) 後藤田さん盤石の7選/徳島”. 毎日新聞. (2017年10月23日) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “遠藤氏、再選出馬を表明 来年の徳島市長選”. 日本経済新聞 (2019年12月9日). 2024年4月1日閲覧。
- ^ “徳島市長選 内藤氏が出馬表明 無所属で「行財政改革を」 /徳島”. 毎日新聞. (2020年1月16日) 2020年4月6日閲覧。
- ^ a b 関谷智、伊藤一馬、西浦明彦、黒川明紘 (2020年4月8日). “実録 令和の阿波戦争”. NHK 2022年4月1日閲覧。
- ^ 佐藤常敬 (2020年4月5日). “「難病東大生」が最年少の女性市長に 徳島市長は36歳”. 朝日新聞 2020年4月6日閲覧。
- ^ “【2021年 衆院選】四国ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
- ^ “来年春予定の徳島市長選 元衆議院議員の福山守氏が立候補の意向【徳島】”. 日テレNEWS. (2023年8月7日). オリジナルの2023年8月8日時点におけるアーカイブ。 2023年8月8日閲覧。
- ^ “内藤佐和子 Twitter 2023年9月4日午後10:22”. 2023年9月18日閲覧。
- ^ “徳島市の内藤佐和子市長、再選立候補取りやめ表明 「体力不足」”. 毎日新聞 (2024年3月13日). 2024年3月17日閲覧。
- ^ “徳島市長選 国民民主県連が福山氏推薦決定”. 徳島新聞 (2024年3月30日). 2024年4月4日閲覧。
- ^ “【徳島市長選2024】福山守氏・遠藤彰良氏 候補者の第一声は?”. NHK (2024年3月31日). 2024年4月8日閲覧。
- ^ “【徳島】「福山候補が徳島市長に最適な候補者」玉木代表が福山守候補と街頭演説”. 国民民主党 (2024年4月5日). 2024年4月7日閲覧。
- ^ “【速報】徳島市長選 前職・遠藤彰良氏が当選確実”. 共同通信 (2024年4月7日). 2024年4月7日閲覧。
- ^ “徳島市長選、遠藤氏返り咲き 前回は「全国最年少の女性市長」に惜敗”. 朝日新聞. (2024年4月7日) 2024年4月8日閲覧。
- ^ a b c d e f g h “自民 四国 福山守”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
- ^ a b c d “徳島1区 福山守”. 2014衆院選. 毎日新聞社. 2022年5月19日閲覧。
- ^ a b c d e “第48回衆院選 自民 四国 福山守”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2018年3月11日閲覧。
- ^ “2012衆院選 徳島1区 福山 守”. 毎日新聞 (毎日新聞社) 2020年11月30日閲覧。
- ^ “2014衆院選”. 朝日新聞 (朝日新聞社) 2020年11月30日閲覧。
- ^ “賛同者一覧 国民を守るための「真水100兆円」令和2年度第2次補正予算に向けた提言”. 【議員連盟】日本の未来を考える勉強会. 2020年9月24日閲覧。
- ^ “「赤木ファイル」の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上”. 東京新聞 (2021年5月6日). 2023年5月8日閲覧。
- ^ 石井潤一郎 (2021年5月13日). “菅首相、再調査を否定 「赤木ファイル」所在確認も”. 朝日新聞. 2023年5月12日閲覧。
- ^ 皆川剛 (2021年10月11日). “岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」”. 東京新聞. 2023年5月12日閲覧。
- ^ “衆院本会議採決、合区対象県の3氏が欠席、2氏が採決前に退席”. 産経新聞. (2015年7月28日) 2015年7月28日閲覧。
- ^ “受動喫煙防止で自民慎重派と厚労省が対立 議連「憂さ晴らしも国の締め付けか」VS厚労省「妊婦ら守る」”. 産経新聞ニュース (産業経済新聞社). (2017年3月15日11時2分)
- ^ “国会のモラル崩壊 「女帝」熟読、ワニ動画閲覧… 審議と無関係な行為横行”. 毎日新聞 (毎日新聞社). (2020年7月24日) 2020年11月8日閲覧。
- ^ “飯泉知事、旧統一教会関連団体に祝電 1、4月のセミナーと総会”. 徳島新聞 (2022年9月3日). 2024年3月19日閲覧。
- ^ “「使命は教団の願いをかなえること」 信者の徳島市議、自民の傘のもと活動 党本部、「決別」宣言したが”. 朝日新聞 (2022年9月20日). 2023年3月10日閲覧。
- ^ “自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
- ^ “安倍政権中枢に カジノ議連メンバーずらり”. しんぶん赤旗. (2014年9月9日) 2014年9月9日閲覧。
外部リンク
[編集]公職 | ||
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