野村不動産

野村不動産株式会社
Nomura Real Estate Development Co., Ltd.
本社ビル(新宿野村ビルディング)
種類 株式会社
略称 野村不
本社所在地 日本の旗 日本
163-0566
東京都新宿区西新宿一丁目26番2号
新宿野村ビル
北緯35度41分34.6秒 東経139度41分43.3秒 / 北緯35.692944度 東経139.695361度 / 35.692944; 139.695361座標: 北緯35度41分34.6秒 東経139度41分43.3秒 / 北緯35.692944度 東経139.695361度 / 35.692944; 139.695361
設立 1928年(昭和3年)10月13日[1]
業種 不動産業
法人番号 9011101017056 ウィキデータを編集
事業内容 マンション分譲事業
戸建分譲事業
投資・開発事業
ビルディング事業
建築・設計事業
資産運用事業
など
代表者 代表取締役社長 松尾大作
資本金 20億円
売上高 5,569億5,900万円
(2024年3月期)[2]
営業利益 919億5,300万円
(2024年3月期)[2]
経常利益 718億400万円
(2024年3月期)[2]
純利益 561億2,900万円
(2024年3月期)[2]
純資産 2,185億6,400万円
(2024年3月期)[2]
総資産 1兆9,895億7,900万円
(2024年3月期)[2]
従業員数 1,828人
(2022年4月1日時点)
決算期 3月末日
主要株主 野村不動産ホールディングス株式会社 100%
関係する人物
外部リンク www.nomura-re.co.jp
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野村不動産株式会社(のむらふどうさん、: Nomura Real Estate Development Co., Ltd.)は、東京都新宿区西新宿に本社を置く日本の総合不動産ディベロッパーである。

野村不動産ホールディングス完全子会社

日本の総合不動産会社では三井不動産三菱地所住友不動産東急不動産に次いで業界5位。高級分譲マンションのPROUD(プラウド)シリーズ[3] で知られる。

概要

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本社所在地は、東京新宿区西新宿の高層ビル群の中の新宿野村ビル

1957年に大手証券会社野村證券野村ホールディングス)から分離・独立した。

2004年秋に持株会社制へ移行、純粋持株会社野村不動産ホールディングス株式会社が2006年10月3日に東京証券取引所第一部に上場した。

住宅分譲が事業の柱で、近年供給戸数は業界トップクラスにまで成長。2012年には初めてマンション供給戸数ランキング(全国)で首位となった。内訳は全国1位(6,181戸)、首都圏1位(4,437戸)、近畿圏6位(1,012戸)。

基幹ブランドの「PROUD」では、商品企画段階からグループのマンション管理会社である野村不動産パートナーズが参画し、販売も自社自身で行う製販管一体体制が特徴。PROUDシリーズでは静謐な住環境で伝統ある街、特に高級住宅街などでの分譲実績が多い。そのため価格は周辺のマンションに比べやや高めの設定になる場合が多い。2011年からは、初めてマンションを購入する顧客層に向けて、郊外を中心に第2ブランド「オハナ」の展開を首都圏で開始した。

近年はホテル事業を本格化させている。2018年11月、直営の「NOHGA HOTEL」(ノーガホテル)の第一号を東京・上野に開業[4]。2019年1月には「庭のホテル 東京」を運営する隆文堂(東京)の買収を発表した[5]

2025年春に本社の移転を予定。新本社予定地は現在の浜松町ビルディング跡地に計画されている複合再開発地区のBLUE FRONT SHIBAURAの高層ビルS棟内。

会社沿革

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  • 1957年昭和32年)4月15日 - 野村證券から分離独立、ビルの賃貸・管理を主業務として不動産事業を開始。
  • 1961年(昭和36年) - 梶原山住宅地神奈川県鎌倉市)の開発でディベロッパー業務を開始。
  • 1963年(昭和38年) - 分譲マンション事業を開始、「コープ竹の丸」(神奈川県横浜市)の建築に着手。
  • 1966年(昭和41年) - オーバーシーズエンタープライスと販売提携し、芝生霊園(相模メモリアルパーク、神奈川県愛川町)の販売を開始。
  • 1970年(昭和45年)1月 - 野村證券株式会社の店舗・社宅・寮の賃貸・管理業務を野村土地建物株式会社に、それ以外の不動産業務を野村不動産株式会社に継承するために、野村住宅産業株式会社(野村不動産株式会社に商号変更)を設立し、営業譲渡
  • 1972年(昭和47年) - フィジー島の別荘地分譲を開始、海外事業に進出。
  • 1978年(昭和53年) - 新宿野村ビル完成(1975年7月着工)。本社を日本橋から移転。
  • 1989年平成元年) - 鶴川緑山倶楽部(東京都町田市)オープン。フィットネス事業に進出。
  • 2002年(平成14年) - 会社シンボルマーク発表。ヒルズ、ステイツなどで展開していたマンションブランド名を「PROUD」に統一。
  • 2004年(平成16年) - 直接の親会社であった野村土地建物株式会社が、野村不動産ホールディングス株式会社に野村不動産株式を現物出資したことから、野村不動産ホールディングスの完全子会社となる。これにより、同社による持株会社体制へ移行。
  • 2006年(平成18年) - 野村不動産ホールディングス株式会社が東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2008年(平成20年) - プレミアムミッドサイズオフィス第1号物件「PMO日本橋本町」が竣工。以後PMOシリーズのオフィス開発を展開。
  • 2011年(平成23年) - 初めてマンションを購入する顧客層向けに、価格を抑えた郊外物件「オハナ」の展開を開始。
  • 2022年令和4年) - 野村不動産ビルディングを合併。

実績・物件

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マンションの分譲実績は、東京都では麻布南青山駒込本郷白金台松濤成城など、神奈川県では山手町埼玉県では浦和兵庫県では芦屋市と名だたる高級住宅街への分譲実績が多い。特に浦和地区(さいたま市浦和区南区)への実績が多く、1979年以降約90棟のマンションが供給された。そのうちPROUDシリーズは40棟以上となっており、国内最多である。

主な建物(子会社関連も含む)

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オフィスビル

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商業施設

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住宅

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この他のマンションの分譲実績は「野村不動産の中古マンションカタログ」を参照。

大規模物件(プラウドシティ)

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  • プラウドシティ浦和(492戸、グッドデザイン賞受賞)
  • プラウドシティ南浦和(201戸)
  • プラウドシティ仙川(275戸)
  • プラウドシティ池袋本町(785戸)
  • プラウドシティ加賀学園通り(363戸)
  • プラウドシティ大田六郷(632戸)
  • プラウドシティ武蔵野三鷹(334戸)
  • プラウドシティ宮崎台(429戸)
  • プラウドシティ志木本町(402戸)
  • プラウドシティ柏(345戸)
  • プラウドシティ塚口(366戸)
  • プラウドシティ新大阪
  • プラウドシティ神戸名谷
  • プラウドシティ武蔵野三鷹 - 第三者認証としてJHEP認証を受けている。
  • プラウドシティ阿佐ヶ谷(575戸)

関連会社

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不祥事・労働問題

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違法労働制による従業員の過労死

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野村不動産では、企画業務型の裁量労働制を、本来は企画の立案や情報分析などの業務に限って導入可能であるにもかかわらず、実際には営業担当の社員に対しても導入していたとして、厚生労働省東京労働局2017年平成29年)12月25日に同社に是正勧告と特別指導として社名の公開を実施した。特別指導の理由として「野村不動産の不正を放置することが、全国的な順法状況に重大な影響を及ぼす」と述べている。これを受け同社では、2018年4月1日から裁量労働制を取り止めることにした[8]

また、この違法な裁量労働制を適用されていた50歳代の男性社員が、2016年9月に自殺しており、2017年に同労働局から労働災害と認定されている[9]

脚注

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関連項目

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外部リンク

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