1992年ウィンブルドン選手権
1992年 ウィンブルドン選手権(1992ねんウィンブルドンせんしゅけん、The Championships, Wimbledon 1992)は、イギリス・ロンドン郊外にある「オールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブ」にて、1992年6月22日から7月5日にかけて開催された。
シード選手
[編集]男子シングルス
[編集]- ジム・クーリエ (3回戦)
- ステファン・エドベリ (ベスト8)
- ミヒャエル・シュティヒ (ベスト8)
- ボリス・ベッカー (ベスト8)
- ピート・サンプラス (ベスト4)
- ペトル・コルダ (2回戦)
- マイケル・チャン (1回戦)
- ゴラン・イワニセビッチ (準優勝)
- ギー・フォルジェ (ベスト8)
- イワン・レンドル (4回戦) [注:大会終了後の7月7日にアメリカ市民権取得]
- リカルド・クライチェク (3回戦)
- アンドレ・アガシ (初優勝)
- ブラッド・ギルバート (3回戦)
- ウェイン・フェレイラ (4回戦)
- アレクサンドル・ボルコフ (3回戦)
- デビッド・ウィートン (3回戦)
女子シングルス
[編集]- モニカ・セレシュ (準優勝)
- シュテフィ・グラフ (優勝、2年連続4度目)
- ガブリエラ・サバティーニ (ベスト4)
- マルチナ・ナブラチロワ (ベスト4)
- アランチャ・サンチェス (2回戦)
- ジェニファー・カプリアティ (ベスト8)
- メアリー・ジョー・フェルナンデス (3回戦)
- コンチタ・マルチネス (2回戦)
- マニュエラ・マレーバ・フラニエール (3回戦)
- アンケ・フーバー (3回戦)
- ヤナ・ノボトナ (3回戦)
- カテリナ・マレーバ (ベスト8)
- ジーナ・ガリソン (4回戦)
- ナタリー・トージア (ベスト8)
- 伊達公子 (2回戦)
- ジュディス・ヴィースナー (3回戦)
大会経過
[編集]男子シングルス
[編集]準々決勝
- ジョン・マッケンロー vs. ギー・フォルジェ 6-2, 7-6, 6-3
- アンドレ・アガシ vs. ボリス・ベッカー 4-6, 6-2, 6-2, 4-6, 6-3
- ピート・サンプラス vs. ミヒャエル・シュティヒ 6-3, 6-2, 6-4
- ゴラン・イワニセビッチ vs. ステファン・エドベリ 6-7, 7-5, 6-1, 3-6, 6-3
準決勝
- アンドレ・アガシ vs. ジョン・マッケンロー 6-4, 6-2, 6-3
- ゴラン・イワニセビッチ vs. ピート・サンプラス 6-7, 7-6, 6-4, 6-2
女子シングルス
[編集]準々決勝
- モニカ・セレシュ vs. ナタリー・トージア 6-1, 6-3
- マルチナ・ナブラチロワ vs. カテリナ・マレーバ 6-3, 7-6
- ガブリエラ・サバティーニ vs. ジェニファー・カプリアティ 6-1, 3-6, 6-3
- シュテフィ・グラフ vs. ナターシャ・ズベレワ 6-3, 6-1
準決勝
- モニカ・セレシュ vs. マルチナ・ナブラチロワ 6-2, 6-7, 6-4
- シュテフィ・グラフ vs. ガブリエラ・サバティーニ 6-3, 6-3
決勝戦の結果
[編集]- 男子シングルス
- アンドレ・アガシ vs. ゴラン・イワニセビッチ 6-7, 6-4, 6-4, 1-6, 6-4
- 女子シングルス
- 男子ダブルス
- ジョン・マッケンロー& ミヒャエル・シュティヒ vs. ジム・グラブ& リッチー・レネバーグ 5-7, 7-6, 3-6, 7-6, 19-17
- 女子ダブルス
- ジジ・フェルナンデス& ナターシャ・ズベレワ vs. ヤナ・ノボトナ& ラリサ・ネーランド 6-4, 6-1
- 混合ダブルス
- シリル・スーク& ラリサ・ネーランド vs. ヤッコ・エルティン& ミリアム・オレマンス 7-6, 6-2
みどころ
[編集]- ウィンブルドン選手権で過去3度の優勝経験を持つジョン・マッケンローが、1992年のシーズンを最後に現役を引退した。マッケンローは男子シングルス準決勝でアンドレ・アガシに 4-6, 2-6, 3-6 で敗れたが、ミヒャエル・シュティヒと組んだ男子ダブルスで優勝した。マッケンローのウィンブルドン男子ダブルス優勝は8年ぶり5度目で、決勝の試合時間「5時間1分」は大会史上最長記録。
- 男子シングルス優勝者のアンドレ・アガシは、自身4度目の4大大会決勝進出で宿願の初優勝を達成した。アガシはそれまでに1990年全仏オープン、1990年全米オープン、1991年全仏オープンで3度の準優勝にとどまっていた。
- 日本人女子選手は、初めて第15シードに選ばれた伊達公子は2回戦敗退に終わったが、沢松奈生子が初めての4回戦進出を果たした。3回戦で第16シードのジュディス・ヴィースナーを破った沢松は、ジェニファー・カプリアティとの4回戦でも最終第3セットで一時リードを奪ったが、結局カプリアティに 3-6, 6-4, 4-6 で押し切られた。
外部リンク
[編集]先代 1992年全仏オープンテニス | テニス4大大会 1992年 | 次代 1992年全米オープンテニス |
先代 1991年ウィンブルドン選手権 | ウィンブルドン選手権 1992年 | 次代 1993年ウィンブルドン選手権 |