国鉄タ350形貨車
国鉄タ350形貨車 | |
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基本情報 | |
車種 | タンク車 |
運用者 | 鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
所有者 | 鉄道省 運輸通信省 運輸省 日本国有鉄道 |
旧形式名 | ア2460形 |
改造年 | 1928年(昭和3年)* |
改造数 | 6両 |
消滅 | 1954年(昭和29年) |
主要諸元 | |
車体色 | 黒 |
化成品分類番号 | 制定前に形式消滅 |
軌間 | 1,067 mm |
全長 | 6,230 mm |
全幅 | 2,083 mm |
全高 | 3,162 mm |
タンク材質 | 普通鋼(一般構造用圧延鋼材) |
荷重 | 8 t |
実容積 | 9.5 m3 |
自重 | 6.4 t - 6.8 t |
車輪径 | 860 mm |
軸距 | 3,048 mm |
最高速度 | 65 km/h |
備考 | *称号規程改正年 上記寸法類は一例である |
国鉄タ350形貨車(こくてつタ350がたかしゃ)は、かつて日本国有鉄道(国鉄)およびその前身である鉄道省等に在籍した貨車(タンク車)である。
概要
[編集]タ350形は、1928年(昭和3年)5月の車両称号規程改正により、ア2460形6両(ア2460 - ア2465→タ350 - タ355)を改番し誕生した形式である。6両全てが鉄道省所有貨車であり私有貨車は1両も在籍しなかった。
更にア2460形 は、1911年(明治44年)1月の車両称号規程改正により、鉄道院油車ユソ26 - ユソ31(6両)を形式制定、車番変更により誕生した形式である。
新形式名付与当時は仙台局へ集中配属され、鉄道省所有気動車等の燃料輸送用に運用された。
車体色は黒色、寸法関係は全長は6,230 mm、全幅は2,083 mm、全高は3,162 mm、軸距は3,048 mm、実容積は9.5 m3、自重は6.4 t - 6.8 tである。
戦後一段落した1952年(昭和27年)に「老朽貨車の形式廃車」の対象形式に指定され、同年6月26日通達「車管第1232号」により告示された。(当時の在籍車数は4両であった)
1954年(昭和29年)11月22日に最後まで在籍した1両(タ350)が廃車となり、同時に形式消滅となった。
参考文献
[編集]- 吉岡心平 『プロフェッサー吉岡の私有貨車図鑑(復刻増補)』 2008年、ネコ・パブリッシング刊 ISBN 978-4-7770-0583-3
- 『日本の貨車-技術発達史-』(貨車技術発達史編纂委員会編著、社団法人 日本鉄道車輌工業会刊、2008年)