アンドレア・キミ・アントネッリ

アンドレア・キミ・アントネッリ Andrea Kimi Antonelli
基本情報
国籍	イタリア
生年月日	(2006-08-25) 2006年8月25日（18歳）
出身地	イタリア ボローニャ
基本情報
略称表記	ANT
F1での経歴
活動時期	2025-
所属チーム	'25- メルセデス
車番	12
出走回数	4
タイトル	0
優勝回数	0
表彰台(3位以内)回数	0
通算獲得ポイント	30
ポールポジション	0
ファステストラップ	1
初戦	2025年オーストラリアGP
（記録は2025年第4戦バーレーンGP終了時）
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署名

アンドレア・キミ・アントネッリ（Andrea Kimi Antonelli, 2006年8月25日 - ）は、イタリア・ボローニャ出身のレーシングドライバー。

アントネッリは7歳からカートを始め、多くのカテゴリーで成功を収めている。「イージーカート・インターナショナル・グランド・ファイナル（イージー60）^[1]」「南ガルダ・ウィンター・カップ^[2]」「WSK・チャンピオンズ・カップ^[3]」「WSK・スーパー・マスター・シリーズ^[4]」「WSK・ユーロ・シリーズ^[5]」などで優勝し、2020年と2021年には2年連続で「CIK-FIA カーティング・ヨーロピアン・チャンピオンシップ」のタイトルを獲得している^[6]。

15歳を迎え3週間後の2021年、プレマのレースドライバーとしてレッドブル・リンクで開催された「イタリア・F4選手権（英語版）」の第5戦へエントリーする^[7]。シングルシーターデビューを果たした最初のレースで2度の9位入賞（レース1・3）を果たし4ポイントを持ち帰った^[8]。第6戦（ムジェロ）も入賞し、続く最終戦（モンツァ）・レース1ではランキング首位のオリバー・ベアマンと首位争いを繰り広げ敗れるが初の2位表彰台を獲得した^[9]。総合成績はシーズン途中からの参戦にもかかわらずプレマのフルタイムドライバーであるコンラッド・ラウルセン（英語版）に6ポイント差のランキング10位でシーズンを終えた^[10]。ルーキーズ・チャンピオンシップの成績では4勝を挙げランキング4位というスコアになった。

2022年もプレマに残留し、「イタリア・F4」へフル参戦する。チャーリー・ヴルツ（英語版）、コンラッド・ラウルセン、フェラーリ・アカデミーのジェームズ・ウォートン、ラファエル・カマラ（英語版）が主なチームメイトとなった。開幕戦（イモラ）・レース1では、ラスト残り5周でギアボックストラブルによりリタイアを余儀なくされた。レース2は縁石に接触しフロントウィングにダメージを負い入賞圏内から遠ざかり、レース3ではチームメイトのウォートンと接触しペナルティを受け4位から10位へ後退した^[11]。不運の開幕戦以降、第2戦（ミサノ）から第4戦（ヴァレルンガ）までで8勝を挙げる快進撃が続いた^[12][13][14]。最終戦（ムジェロ）・レース1で優勝したことでアントネッリのタイトル獲得が確定する。シーズン13勝、2位へ104ポイントもの大差をつける圧勝劇となった^[15]。

2022年の本戦出場前に、「フォーミュラ4・UAE選手権（英語版）」の一部に参加した。2021年のF1最終戦アブダビGPのサポートレースとして行われた「トロフィー・ラウンド」で3位フィニッシュを受ける。2022年の本戦は第3戦のみのエントリーであったが、開幕戦でラファエル・カマラが健康上の理由で欠場が決まりその代役としてエントリーすることとなった。開幕戦はレース1・2と連勝する。レース3は3位、レース4は2位と開幕レースをすべて表彰台に登壇した^[16]。第3戦もレース4で2位表彰台を獲得し、スポット参戦ながらも総合8位（117ポイント）でシーズンを終える^[17]。

2022年、「イタリア・F4」と並行して「ADAC・フォーミュラ4（英語版）」へ参戦する。開幕戦（スパ・フランコルシャン）でいきなり2勝すると^[18]、第2戦（ホッケンハイムリンク）は3レース全勝しポールポジションとファステストラップを総なめにする圧倒的な走りを見せた^[19]。第3戦（ザントフォールト）もPPとFLを2レース続けて記録し2勝する。レース3ではわずか0.058秒差でハットトリックを逃し、チームメイトのコンラッド・ラウルセンに敗れ2位となった。第5戦（ラウジッツ）は欠場、最終戦（ニュルブルクリンク）はレース1・2で優勝しタイトル獲得が決定した^[20]。

2022年10月、アントネッリが「FIA モータースポーツ・ゲームス（英語版）」のF4カップにイタリア代表として出場することが発表される^[21]。本戦では予選終了間際の接触で左手首を骨折していたにもかかわらず予選・予選レース・決勝すべてで首位に立った^[22]。

2023年、ムンバイ・ファルコンズ・レーシング・リミテッド（英語版）から「フォーミュラ・リージョナル・ミドル・イースト・チャンピオンシップ（英語版）」へ参戦する^[23]。表彰台圏内7回・シーズン3勝をマークして、初出場初タイトルを獲得する^[24][25]。

2023年、プレマから「フォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン・チャンピオンシップ（英語版）」へエントリーする。第9戦（ザントフォールト）・レース2で優勝したことにより史上5人目のタイトル獲得が確定した^[26]。

飛び級でFIA フォーミュラ3を回避し、2024年のFIA フォーミュラ2選手権へ出場することが明らかとなる^[27]。チームはプレマ・レーシングからのエントリーとなった^[27]。

2019年、メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラ1チームはアントネッリがメルセデス・ジュニア・チームへ加入したことを発表した^[28]。

2024年のイタリアGPでFP1デビューを果たし、その翌日、2025年にジョージ・ラッセルのチームメイトとして契約したことを発表した^[29]。

デビュー戦となるオーストラリアGPで混乱をかいくぐり5位フィニッシュ。その後ペナルティが取り消され4位。これは2014年のケビン・マグヌッセン2位フィニッシュ以来のデビュー戦での上位入賞である。

ミドルネームに「キミ」が入る若手ドライバーであることで、その由来がF1チャンピオンであるキミ・ライコネンにあると勘違いされやすいが関連性はない。アントネッリの両親が外国風のミドルネーム候補を探していたところ、家族の友人が「キミ」を提案して名付けられたものである^[30]。

父のマルコ（英語版）もレーシングドライバーで、「イタリア・F4選手権」にエントリーしているAKM・モータースポーツのオーナーでもある^[31]。

• ^* : 現状の今シーズン順位。

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
• ^† : リタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

年	チーム	カップ	予選	予選 レース	決勝
2022年 （英語版）	チーム・イタリア（英語版）	フォーミュラ4	1位	1位	1位

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)

• 太字はポールポジション、斜字はファステストラップ。(key)
• ^* : 現状の今シーズン順位。

表 話 編 歴 メルセデスAMGペトロナス
2010年 - 現在 ワークスチーム	チーム首脳※ トト・ヴォルフ (チーム代表 / MGP社CEO / 共同オーナー) マーカス・シェーファー（ドイツ語版） (MGP社監査役会会長 / メルセデス・ベンツ・グループ取締役｛開発部門責任者｝) 主なスタッフ※ ジェイムズ・アリソン (テクニカルディレクター) ジョン・オーウェン (チーフデザイナー) ロン・メドウズ (スポーティングディレクター) アンドリュー・ショブリン (トラックサイドエンジニアリングディレクター) ピーター・ボニントン (シニアレースエンジニア) ジェフ・ウィリス (アメリカズ・カップ（ヨットレース）担当兼任 元関係者 ボブ・ベル ロイック・ビゴワ ロス・ブラウン ジョック・クリア ニック・フライ ノルベルト・ハウグ パディ・ロウ アルド・コスタ マーク・エリス クレイグ・ウィルソン ディーター・ツェッチェ ニキ・ラウダ エリック・ブランディン ジェームス・ボウルズ マイク・エリオット ジェローム・ダンブロシオ 現在のドライバー ジョージ・ラッセル アンドレア・キミ・アントネッリ 過去のドライバー ミハエル・シューマッハ ニコ・ロズベルグ バルテリ・ボッタス ルイス・ハミルトン 車両 MGP W01 MGP W02 F1 W03 F1 W04 F1 W05 Hybrid F1 W06 Hybrid F1 W07 Hybrid F1 W08 EQ Power+ F1 W09 EQ Power+ F1 W10 EQ Power+ F1 W11 EQ Performance F1 W12 E Performance F1 W13 E Performance F1 W14 E Performance F1 W15 E Performance F1 W16 E Performance 現在のスポンサー ペトロナス イネオス クラウドストライク アディダス クアルコム Snapdragon TeamViewer ソレラ（英語版） シグニファイ UBS HPエンタープライズ グループ42（英語版） ヌベイ（英語版） IWC AKKODiSコンサルティング SAP アインヘル（英語版） AMD WhatsApp ザ・リッツ・カールトン Luminar Sherwin-Williams 関連組織 メルセデス・ベンツ・グランプリ (MGP) ダイムラー/メルセデス・ベンツ・グループ メルセデス・ベンツ メルセデスAMG メルセデス・ジュニア・チーム
1994年 - 現在 エンジン/PU供給	関係者※ ハイウェル・トーマス (マネージングディレクター) マーカス・シェーファー（ドイツ語版） (HPP社取締役会会長 / メルセデス・ベンツ・グループ取締役｛開発部門責任者｝) 元関係者 マリオ・イリエン ポール・モーガン（英語版） オラ・ケレニウス アンディ・コーウェル 供給先 ザウバー マクラーレン ブラウン フォース・インディア メルセデス ウィリアムズ ロータス マノー レーシング・ポイント アストンマーティン 関連組織 メルセデスAMG・ハイパフォーマンス・パワートレインズ (HPP) イルモア ダイムラー・ベンツ/ダイムラークライスラー/ダイムラー/メルセデス・ベンツ・グループ
1952年 - 1955年 ワークスチーム	主な関係者 アルフレート・ノイバウアー フリッツ・ナリンガー ルドルフ・ウーレンハウト 主なドライバー ファン・マヌエル・ファンジオ カール・クリング ハンス・ヘルマン ヘルマン・ラング スターリング・モス アンドレ・シモン（英語版） ピエロ・タルッフィ F1用車両 W196 スポーツカー 300SL（英語版） (W194) 300SLR (W196S) 関連組織 ダイムラー・ベンツ
関連項目	モータースポーツにおけるメルセデス・ベンツ#フォーミュラ1
※役職等は2024年2月時点。 ※太字のドライバーはメルセデスにおいてドライバーズワールドチャンピオンを獲得。

表 話 編 歴 2025年のF1世界選手権 に参戦のチームと出走ドライバー
マクラーレン		フェラーリ		レッドブル		メルセデス		アストンマーティン
4	ランド・ノリス	16	シャルル・ルクレール	1	マックス・フェルスタッペン	63	ジョージ・ラッセル	18	ランス・ストロール
81	オスカー・ピアストリ	44	ルイス・ハミルトン	22	角田裕毅	12	アンドレア・キミ・アントネッリ	14	フェルナンド・アロンソ
アルピーヌ		ハース		レーシングブルズ		ウィリアムズ		キック・ザウバー
10	ピエール・ガスリー	31	エステバン・オコン	30	リアム・ローソン	23	アレクサンダー・アルボン	27	ニコ・ヒュルケンベルグ
7	ジャック・ドゥーハン	87	オリバー・ベアマン	6	アイザック・ハジャー	55	カルロス・サインツ	5	ガブリエル・ボルトレト
その他参戦した ドライバー
（ラインナップは2025年第3戦日本GP時点）