海乃美月
うみの みつき 海乃 美月 | |
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生年月日 | 1993年5月18日(31歳) |
出身地 | 富山県氷見市 |
身長 | 164cm |
血液型 | O型 |
職業 | 舞台俳優 |
ジャンル | 舞台 |
活動期間 | 2011年 - |
活動内容 | 2011年:宝塚歌劇団入団 2012年:月組配属 2021年:月組トップ娘役就任 2024年:宝塚歌劇団退団、芸能活動再開 |
事務所 | イザワオフィス(業務提携) |
公式サイト | 海乃美月オフィシャルサイト |
主な作品 | |
宝塚歌劇 『1789-バスティーユの恋人たち-』 『THE LAST PARTY』 『Anna Karenina』 『ダル・レークの恋』 『今夜、ロマンス劇場で』 『グレート・ギャツビー』 | |
備考 | |
宝塚歌劇団卒業生 |
海乃 美月(うみの みつき、5月18日[1] - )は、元宝塚歌劇団月組トップ娘役[2][3]。
富山県氷見市[4][5]、市立北部中学校出身[4]。身長164cm[1]。血液型O型[6]。愛称は「うみ」、「くらげ」[4]。
来歴
[編集]2009年、宝塚音楽学校入学。
2011年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に97期生として入団[7][8]。入団時の成績は5番[7]。星組公演「ノバ・ボサ・ノバ/めぐり会いは再び」で初舞台[7][8]。
歌・ダンス・芝居と三拍子揃った娘役として注目を集め[4]、2014年の「明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」で新人公演初ヒロイン[9]。その後も3度に渡って新人公演ヒロインを務める[2]。
2015年の「1789」で、トップスター・龍真咲の相手役に早乙女わかばとダブルキャストで抜擢[8][3]。続くバウ・ワークショップ「A-EN(エイエン) ARI VERSION」で、バウホール公演初ヒロイン[10]。
2017年の「瑠璃色の刻」(ドラマシティ・赤坂ACTシアター公演)で、東上公演単独初ヒロイン[11][2]。その後も4度に渡って東上公演単独ヒロインを務める[2]。
2019年の「アンナ・カレーニナ」でバウホール公演単独初ヒロイン[12][3]。
2021年8月16日付で月組トップ娘役に就任[2][3]。入団11年目でのトップ就任は極めて遅咲きとなった[13]。月城かなとの相手役として、「川霧の橋/Dream Chaser」(博多座公演)で、新トップコンビお披露目[14][2]。
2024年7月7日、「Eternal Voice/Grande TAKARAZUKA 110!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を月城と同時退団[5]。
2024年9月19日、宝塚市大使を務めることが発表され委嘱式が行われた[15]。また、同年10月よりイザワオフィスと業務提携したことが発表された[16]。
人物
[編集]体を動かすのが大好きな子供で、クラシックバレエを習い、合唱隊に入って歌うことを楽しんでいた[8]。
宝塚初観劇は、通っていたバレエスタジオのバスツアーで観た星組公演「王家に捧ぐ歌」[8]。宝塚受験を決意したのは2006年星組公演「ベルサイユのばら」を観てから[8]。
中学1年の冬、県民ミュージカルに出演[6]。オーディションで主役を演じ、芝居を初めて経験する[6]。
姉と同じ高校を受験するが、自分は宝塚へ行くという根拠の無い自信があり、高校入試に合格し、入学説明会を受けたその足で母と宝塚へ向かい、音楽学校の受験に臨んだ[6]。
愛称の「うみ」は芸名から、「くらげ」は芸名を海月と呼び間違えられたことに由来する[17]。
宝塚歌劇団時代の主な舞台
[編集]初舞台
[編集]組まわり
[編集]月組時代
[編集]- 2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』
- 2012年10 - 11月、『春の雪』(バウホール・日本青年館) - 少年清顕/房子
- 2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - 小公女/幼少時代のアンドレ、新人公演:ロザリー(本役:愛希れいか)[8][3]
- 2013年5月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場)
- 2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - 新人公演:フラヴィ(本役:憧花ゆりの)『Fantastic Energy!』
- 2013年11 - 12月、『THE MERRY WIDOW』(ドラマシティ・日本青年館) - フルフル
- 2013年12月、『月雲(つきぐも)の皇子(みこ)』(天王洲 銀河劇場) - 酒見郎女
- 2014年1月、『New Wave!-月-』(バウホール)
- 2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』 - アンジェラ、新人公演:レイラ(本役:愛希れいか)『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 仮面の女/少女、新人公演:花のエトワール/トップスター女/銀の花の女(本役:愛希れいか) 新人公演初ヒロイン[2][9]
- 2014年7 - 8月、『THE KINGDOM』(日本青年館・ドラマシティ) - ジェニファー 東上Wヒロイン[8]
- 2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - 草の露、新人公演:ハーミア(本役:愛希れいか)『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』 新人公演ヒロイン[2]、初エトワール
- 2015年2 - 3月、『風と共に去りぬ』(中日劇場) - メイベル
- 2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - オランプ・デュ・ピュジェ[注釈 1][8][3]
- 2015年9月、『A-EN(エイエン) ARI VERSION』(バウホール) - マリッサ・ムーア バウWSヒロイン[10]
- 2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - ホマ、新人公演:張紫微(本役:憧花ゆりの)/ティコ(本役:桃歌雪)『GOLDEN JAZZ』
- 2016年3 - 4月、龍真咲コンサート『Voice』(赤坂ACTシアター・ドラマシティ) - ミツキ
- 2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - お市、新人公演:妻木(本役:朝美絢)『Forever LOVE!!』
- 2016年10 - 11月、『アーサー王伝説』(文京シビックホール・ドラマシティ) - ヘラヴィーサ
- 2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - 婦人[注釈 1]/フリーダ・フラム(フラムシェン)[注釈 1]、新人公演:エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ(本役:愛希れいか)『カルーセル輪舞曲(ロンド)』 新人公演ヒロイン[18][3][2]
- 2017年4 - 5月、『瑠璃色の刻(とき)』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - アデマール 東上ヒロイン[11][2]
- 2017年7 - 10月、『All for One』 - マリア・テレサ、新人公演:モンパンシェ公爵夫人(本役:沙央くらま)
- 2017年11 - 12月、『鳳凰伝』 - タマル『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』(全国ツアー) エトワール
- 2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - 瀬川由衣『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 - ファニー
- 2018年6 - 7月、『THE LAST PARTY〜S. Fitzgerald’s last day〜』(日本青年館・ドラマシティ) - MITSUKI/ゼルダ・フィッツジェラルド 東上ヒロイン[19][3][2]
- 2018年8 - 11月、『エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-』 - ヴィンディッシュ嬢
- 2019年1月、『Anna Karenina(アンナ・カレーニナ)』(バウホール) - アンナ・カレーニナ バウヒロイン[12][3][2]
- 2019年3 - 6月、『夢現無双』 - 吉野太夫[注釈 2]
- 2019年7 - 8月、『ON THE TOWN(オン・ザ・タウン)』(梅田芸術劇場) - ルーシー・シュミーラー[注釈 3]/クレア・デ・ルーン[注釈 4]
- 2019年10 - 12月、『I AM FROM AUSTRIA-故郷(ふるさと)は甘き調(しら)べ-』 - ロミー・エードラー[4]
- 2020年2月、『出島小宇宙戦争』(ドラマシティ・東京建物 Brillia HALL) - タキ 東上ヒロイン[20][4][2]
- 2020年9 - 2021年1月、『WELCOME TO TAKARAZUKA-雪と月と花と-』『ピガール狂騒曲』 - ラ・グリュ
- 2021年2 - 3月、『ダル・レークの恋』(TBS赤坂ACTシアター・ドラマシティ) - カマラ 東上ヒロイン[21][22][3][2]
- 2021年5 - 8月、『桜嵐記(おうらんき)』 - 百合『Dream Chaser』
月組トップ娘役時代
[編集]- 2021年10 - 11月、『川霧の橋』 - お光『Dream Chaser-新たな夢へ-』(博多座) トップお披露目公演[14]
- 2022年1 - 3月、『今夜、ロマンス劇場で』 - 美雪『FULL SWING!』 大劇場トップお披露目公演[23]
- 2022年5月、『Rain on Neptune』(舞浜アンフィシアター) - ネプチューン/ベルメール[24]
- 2022年7 - 10月、『グレート・ギャツビー』 - デイジー・ブキャナン[25]
- 2022年11 - 12月、『ブラック・ジャック 危険な賭け』 - アイリス/如月恵『FULL SWING!』(全国ツアー)[26]
- 2023年2 - 4月、『応天の門』 - 昭姫『Deep Sea-海神たちのカルナバル-』[27]
- 2023年6月、『DEATH TAKES A HOLIDAY』(東急シアターオーブ) - グラツィア・ランベルティ[28]
- 2023年8 - 11月、『フリューゲル-君がくれた翼-』 - ナディア・シュナイダー『万華鏡百景色(ばんかきょうひゃくげしき)』[注釈 5][29]
- 2024年1月、『G.O.A.T』(梅田芸術劇場)[30]
- 2024年3 - 7月、『Eternal Voice 消え残る想い』 - アデーラ『Grande TAKARAZUKA 110!』 退団公演[5]
出演イベント
[編集]- 2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
- 2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
- 2016年7月、龍真咲ディナーショー『Goodbye Fairy』[31]
- 2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
- 2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』
- 2018年12月、タカラヅカスペシャル2018『Say! Hey! Show Up!!』
宝塚歌劇団退団後の主な活動
[編集]舞台
[編集]受賞歴
[編集]- 2016年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2015年度新人賞[34]
- 2020年、『宝塚歌劇団年度賞』 - 2019年度努力賞[35]
- 2022年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 娘役賞[36]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、50頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n 宝塚月組次期トップコンビに月城かなと&海乃美月 第95期生のトップスターは3人目 スポーツ報知。
- ^ a b c d e f g h i j 宝塚歌劇団月組次期トップコンビに月城かなと&海乃美月 ステージナタリー。
- ^ a b c d e f 山岸利行 (2019年12月12日). “<華宝塚>記憶に残る舞台人に 海乃美月(月組)”. 東京新聞 2020年8月31日閲覧。
- ^ a b c d 宝塚歌劇 月組トップ娘役の海乃美月「最後まで丁寧に取り組む」退団決意の経緯語る 神戸新聞NEXT
- ^ a b c d 『波瀾爆笑!? 我が人生 海乃美月/宝塚GRAPH 2017年4月号』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、90-92頁。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 123.
- ^ a b c d e f g h i j 名取千里 (2015年6月1日). “仏革命を背景にトップスターの 恋人役を役替りで演じる”. ウィズたからづか 2019年10月6日閲覧。
- ^ a b 月組新トップコンビ特集 海乃美月 宝塚歌劇公式ホームページ。
- ^ a b 薮下哲司 (2015年9月15日). “暁千星 最高のバースデー、バウ・ワークショップ「A-EN」アリバージョン開幕”. 薮下哲司の宝塚歌劇支局プラス 2019年10月6日閲覧。
- ^ a b 橘涼香 (2017年5月14日). “宝塚歌劇のフランス大革命もの上演史に、新たに刻まれた美弥るりかの単独初主演作 ミュージカル『瑠璃色の刻』”. 宝塚ジャーナル 2019年10月6日閲覧。
- ^ a b 村上久美子 (2019年1月10日). “月組・美弥るりか、アンナカレーニナ初日「まさか」”. 日刊スポーツ 2019年10月6日閲覧。
- ^ 【宝塚】月組トップ娘役・海乃美月「歴史つなぐ月城さんに続きたい」時間くれた月城かなとに感謝 日刊スポーツ。
- ^ a b 宝塚歌劇月組新トップコンビ・月城かなと&海乃美月が博多座で始動!鳳月杏は2番手の羽根 スポーツ報知。
- ^ “元宝塚歌劇団トップが魅力発信 海乃美月さんが宝塚大使に”. サンテレビニュース. サンテレビ. 2024年9月19日閲覧。
- ^ “元宝塚月組トップ娘役・海乃美月、イザワオフィスと業務提携【生年月日などプロフ公開】”. ORICON NEWS. オリコン. 2024年10月23日閲覧。
- ^ 『NEW GENERATION III』 阪急コミュニケーションズ、2013年、54頁。ISBN 978-4-484-13514-4。
- ^ “夢奈瑠音が新人公演初主演「大きな財産を得ました」”. 日刊スポーツ. (2017年1月17日) 2019年10月6日閲覧。
- ^ 橘涼香 (2018年6月20日). “劇作家の作家への愛に溢れた作品で月城かなと東京初主演!宝塚歌劇月組公演『THE LAST PARTY〜S.Fitzgerald's last day〜フィッツジェラルド最後の一日-』”. 宝塚ジャーナル 2019年10月6日閲覧。
- ^ 月組・鳳月杏主演「出島小宇宙戦争」初日「いままでの宝塚にないワクワク感」 デイリースポーツ。
- ^ 宝塚月組トップ珠城りょうのスペシャル・ライブ上演 日刊スポーツ。
- ^ 月城かなと「頑張ります」「ダル・レークの恋」初日 日刊スポーツ。
- ^ 月組新トップコンビ・月城かなと&海乃美月の本拠地お披露目で宝塚歌劇108周年幕開け スポーツ報知。
- ^ 月城かなと&海乃美月による“コズミック・コンサート”「Rain on Neptune」 ステージナタリー。
- ^ 宝塚月組「グレート・ギャツビー」6日遅れの開幕 トップ・月城かなと「安全運転で頑張ってまいりたい」 スポーツ報知。
- ^ 宝塚 美貌の月組トップ月城かなと「ブラック・ジャック」で天才外科医熱演 デイリースポーツ。
- ^ 宝塚歌劇月組「応天の門」開幕 “学問の神様”菅原道真役に月城かなと「役作りも迷いなく太い輪郭で」 スポーツ報知。
- ^ 月城かなと&海乃美月が死神と令嬢に、ミュージカル「Death Takes a Holiday」礼華はるはバウ主演 ステージナタリー。
- ^ 宝塚月組トップ娘役・海乃美月が休演 復帰時期未定、彩みちる・天紫珠李ら代役 「どうかご無事で」の声 スポニチAnnex。
- ^ 月城かなとのスペシャルコンサートが開幕「お客さまがいるだけでどれだけ心強いか」 7月7日に宝塚退団 スポニチAnnex。
- ^ 龍真咲ディナーショー「Goodbye Fairy」('16年・ホテル阪急インターナショナル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ “柿澤勇人・矢崎広、桜井玲香・海乃美月ら出演「ボニー&クライド」演出は瀬戸山美咲”. ステージナタリー. ナターシャ (2024年9月30日). 2024年9月30日閲覧。
- ^ “「ボニー&クライド」柿澤勇人・矢崎広・桜井玲香・海乃美月の姿収めたビジュアル解禁”. ナターシャ (2024年12月2日). 2024年12月2日閲覧。
- ^ 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。ISBN 978-4-86649-005-2。
- ^ 『2020年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2021年、55頁。ISBN 978-4-86649-159-2。
- ^ 『2022年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2023年、75頁。ISBN 978-4-86649-224-7。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。
外部リンク
[編集]- 海乃美月オフィシャルサイト
- 海乃美月 (@mitsuki_umino_official) - Instagram