宝塚歌劇団34期生

宝塚歌劇団34期生(たからづかかげきだん34きせい)とは、1946年(昭和21年)に宝塚音楽学校に入学。翌1947年(昭和22年)に卒業して、宝塚歌劇団に入団し、花組公演『マノン・レスコオ』『春のおどり -世界の花- 』で初舞台を踏んだ50人を指す[1]

概要

[編集]

この期には女優淀かほる八千草薫百ちとせが入団。

一覧

[編集]
芸名 読み仮名 誕生日 出身地 出身校 芸名の由来 愛称 役柄 退団年 備考
碧空瞳 あおぞら ひとみ 4月25日 大阪府大阪市 茨木高等女学校 いつも澄み切った碧空のように オタマちゃん 1957年
朝香美鶴 あさか みつる 3月12日 大阪府 ヨータン 1954年
芦影みさを あしかげ みさお 1950年
芦刈京子 あしかり きょうこ 6月20日 大阪府大阪市 大阪淀川女子商業学校 淀川の句
「すれあえば津の音出だすこれぞう殿の芦刈御船」
オツちゃん 1956年
綾にしき あや にしき 11月20日 大阪府大阪市 相愛女子専門学校 長唄「蓬來」 チマ 1951年 夫はエッセイストの福田勝路
安由美恵子 あゆみ けいこ 1950年
有波千鶴 ありなみ ちづる 1951年 改名後・照丘玲子(てるおか れいこ)
稲舟月子 いなぶね つきこ 1951年
潮千浪 うしお ちなみ 1月3日 京都府京都市 曽根実業専修女学校 サカグチさん 1955年
小月妙子 おづき たえこ 2月6日 大阪府 樟蔭高等女学校 シーちゃん 1952年
赫夜公子 かぐや きみこ 1949年
春日井明美 かすがい あけみ 9月15日 兵庫県神戸市 神戸第一高等女学校 春日神社の水取りに因む しばっちゃん 1957年 改名後・春日井真澄(かすがい ますみ)
夫は作曲家の加納光紀
加茂雅也 かも まさや 7月23日 京都府京都市 尼崎市立高等女学校 マスノさん 1954年
京かもめ きょう かもめ 1月4日 京都府 城巽女子商業学校 ニワッチョ
ニッちょん
1953年 改名後・京千鶴(きょう ちづる)
九重千鶴 ここのえ ちづる 10月1日 中華人民共和国青島市 府立豊中高等女学校 キョーちゃん
カッパ
キョンベエ
1954年
寿美子 ことぶき よしこ 1949年
小春三千代 こはる みちよ 2月6日 大阪府大阪市 羽衣高等女学校 カヅちゃん 1953年
小百合えみ さゆり えみ 12月10日 兵庫県宝塚市 1951年
小路映子 しょうじ えいこ 1948年
白菊一枝 しらぎく かずえ 1949年
末広松子 すえひろ まつこ 1948年
姿美也子 すがた みやこ 11月29日 兵庫県尼崎市 園田高等女学校 トモちゃん 1955年
須波千尋 すなみ ちひろ 8月21日 兵庫県神戸市須磨区 神戸山手高等女学校 須磨の海 マツさん 1957年
竹屋みゆき たけや みゆき 6月26日 京都府京都市 京都府立第一高等女学校 京都市中京区内の地名に因んで 滿子ちゃん 1958年 妹は梅屋かをる
橘晶代 たちばな あきよ 3月14日 兵庫県神戸市 伊丹高等女学校 母の家紋・橘
本名
1956年
月待かなへ つきじ かなえ 1948年 在団中に死去[2]
月乃江久美 つきのえ くみ 1948年
月笛さやか つきぶえ さやか 3月1日 兵庫県西宮市 松蔭女子学院 チコちゃん 1975年 改名後・岬ありさ(みさき ありさ)
姉は御山櫻
難波津美舟 なにわづ みふね 2月22日 大阪府大阪市 金蘭会高等女学校 万葉集 1954年
花うたげ はな うたげ 1949年
花丘夏実 はなおか なつみ 8月13日 大阪府大阪市 夕陽丘高等女学校 オトク
オトヨ
1955年
浜千鳥 はま ちどり 3月21日 大阪府吹田市 成蹊高等女学校 マーちゃん 1958年 改名後・白濱真砂美(しらはま まさみ)
久松京子 ひさまつ きょうこ 1952年
富美野里枝 ふみの りえ 6月28日 大阪府大阪市 出生地・文の里に因む やっちゃん 1951年
星耀子 ほし ようこ 1月10日 兵庫県 須磨睦高等女学校 星のようにいつも輝くように オネコちゃん 1952年
三笠眞理 みかさ まり 3月3日 兵庫県神戸市 松蔭高等女学校 三笠山のように円満であれ オハギちゃん 1956年 改名後・三笠比呂子(みかさ ひろこ)
美砂ひかる みすな ひかる 3月31日 愛知県 瀬戸高等女学校 上級生の名を貰う ナオちゃん 1953年
三室綾子 みむろ あやこ 1949年
深山路静香 みやまじ しずか 6月1日 兵庫県宝塚市 伊丹高等女学校 マリちゃん 1952年 改名後・都明日香(みやこ あすか)
妹は山鳥友利
三輪登起子 みわ ときこ 1949年
紫藤子 むらさき ふじこ 1月2日 京都府 京都府立第一高等女学校 引田一郎が名取名から命名 ロング 1952年 改名後・紫雲富士子(むらぐも ふじこ)
百ちとせ もも ちとせ 1月17日 京都府京都市上京区 二條高等女学校 チーちゃん 1952年 俳優・阿井美千子
桃乃井香織 もものい かおり 7月6日 大阪府東大阪市 樟蔭高等女学校 ミーちゃん
ミーコ
両方 1955年
八代洋子 やしろ ようこ 4月15日 兵庫県三田市 親和高等女学校 父の郷里に因む ハセ
ヨーコ
男役 1958年 元夫は川内康範
八千草薫 やちぐさ かおる 1月6日 大阪府 大阪プール学院 ヒトミちゃん 娘役 1957年 俳優
夫は映画監督の谷口千吉
大和八志穂 やまと やしほ サチ 1950年
山鳥あけみ やまどり あけみ 12月3日 兵庫県宝塚市 伊丹高等女学校 ヒロちゃん 1958年 改名後・山鳥友利(やまどり ゆり)
淀かほる よど かおる 1月2日 大阪府大阪市 安治川女学校 淀川 エスコ
ノブさん
両役 1966年
若狭みどり わかさ みどり 1950年
若竹笙子 わかたけ しょうこ 3月15日 大阪府大阪市 清友学院高等女学校 ターサン 1956年 改名後・若竹左恵子(わかたけ さえこ)
夫は河野旭輝

脚注

[編集]

参考文献

[編集]
  • 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0