酒井澄夫
酒井 澄夫(さかい すみお)は、宝塚歌劇団の演出家。大阪府出身[1]。
略歴
[編集]1959年、早稲田大学文学部演劇科を卒業後、宝塚歌劇団に就職[1]。元星組トップスター葦原邦子の紹介で就職した[1]。
1966年、『薔薇と太陽』で大劇場演出デビュー[1]。
ショー・芝居の脚本・演出の他、海外ミュージカルの脚色・演出なども担当する[1]。
宝塚歌劇団での主な舞台作品
[編集]大劇場(ショー)
[編集]- 『海のバラード』(1968年 花組)
- 『ヤング・ガイ!』(1970年 月組 主演:古城都)
- 『雪女』(1970年 雪組 主演:汀夏子)
- 『マイ・ブロードウェイ』(1971年 星組 主演:鳳蘭、安奈淳)
- 『アラベスク』(1972年 星組 主演:鳳蘭、安奈淳)
- 『秋扇抄』(1974年 月組 主演:榛名由梨、大滝子)
- 『ファンキー・ジャンプ』(1974年 雪組 主演:汀夏子)
- 『スパーク&スパーク』(1976年 月組 主演:大滝子)
- 『ル・ピエロ』(1977年 花組 主演:安奈淳)
- 『セ・マニフィーク』(1977年 星組 主演:鳳蘭)
- 『セ・シャルマン!』(1978年 星組 主演:鳳蘭)
- 『プレンティフル・ジョイ』(1980年 花組 主演:松あきら)
- 『花の舞拍子』(1980年 - 1981年 雪組 主演:麻実れい)
- 『ザ・ビッグ・アップル』(1981年 月組 主演:榛名由梨)
- 『ラブ・コネクション』(1983年 星組 主演:瀬戸内美八)
- 『春の踊り -南蛮花更紗-』(1983年 月組 主演:大地真央)
- 『ラブ・エキスプレス』(1984年 星組 主演:峰さを理)
- 『花夢幻』(1985年 雪組 主演:麻実れい)
- 『ザ・レビューIII』(1985年 星組 主演:峰さを理)[注釈 1]
- 『ジュビリー・タイム!』(1987年 星組 主演:峰さを理)[注釈 2]
- 『レインボー・シャワー』(1988年 - 1989年 月組 主演:剣幸)
- 『春の踊り -恋の花歌舞伎-』(1989年 星組 主演:日向薫)
- 『パラダイス・トロピカーナ』(1990年 雪組 主演:杜けあき)
- 『花幻抄』(1991年 雪組 主演:杜けあき)
- 『ワンナイト・ミラージュ』(1992年 星組 主演:紫苑ゆう)[注釈 3]
- 『花扇抄 -花姿恋錦絵-』(1993年 月組 主演:天海祐希)[注釈 4]
- 『EXOTICA!』(1995年 月組 主演:天海祐希)
- 『グランド・ベル・フォリー』(1996年 - 1997年 月組 主演:久世星佳)
- 『華麗なる千拍子'99』(1999年 - 2000年 雪組 主演:轟悠)[注釈 5]*監修
- 『ESP!!』(2001年 月組 主演:真琴つばさ)
- 『花の宝塚風土記 -春の踊り-』(2003年 月組 主演:紫吹淳)
- 『エンター・ザ・レビュー』(2005年 花組 主演:春野寿美礼)[注釈 6]
- 『レ・ビジュー・ブリアン』(2006年 月組 主演:轟悠、瀬奈じゅん)[注釈 7]
- 『Passion 愛の旅』(2008年 宙組 主演:轟悠、大和悠河)
- 『宝塚花の踊り絵巻 -秋の踊り-』(2010年 星組 主演:柚希礼音)
- 『Bouquet de TAKARAZUKA(ブーケ ド タカラヅカ)』(2017年 星組 主演:紅ゆずる)[注釈 8]
- 『Éclair Brillant(エクレール ブリアン)』(2019年 星組 主演:紅ゆずる)
大劇場(芝居)
[編集]- 『薔薇と太陽』(1966年 月組 主演:内重のぼる)*大劇場デビュー作
- 『浮舟と薫の君』(1973年 星組 主演:安奈淳)
- 『春愁の記』(1979年 月組 主演:榛名由梨)
- 『夜明けの序曲』(1982年 花組 主演:松あきら)
- 『ガイズ&ドールズ』(1984年 - 1985年 月組 主演:大地真央)*脚色・演出
- 『哀愁』(1986年 月組 主演:剣幸)*潤色・演出
- 『恋騒ぎ』(1991年 雪組 主演:一路真輝)
- 『ハウ・トゥー・サクシード』(1996年 花組 主演:真矢みき)*脚色・演出
- 『ダル・レークの恋』(1997年 星組 主演:麻路さき)[注釈 9]*潤色・演出
- 『浅茅が宿』(1998年 雪組 主演:轟悠)[注釈 10]
- 『夜明けの序曲』(1999年 花組 主演:愛華みれ)*演出のみ
- 『砂漠の黒薔薇』(2000年 宙組 主演:姿月あさと)
- 『愛 燃える』(2001年 - 2002年 雪組 主演:轟悠)
- 『ガイズ&ドールズ』(2002年 月組 主演:紫吹淳)*脚色・演出
- 『花舞う長安-玄宗と楊貴妃-』(2004年 星組 主演:湖月わたる)[注釈 11]
- 『ガイズ&ドールズ』(2015年 星組 主演:北翔海莉)*脚色・演出
その他劇場
[編集]- 『おやゆび姫』(1965年 花組 宝塚新芸劇場)*演出家デビュー作
- 『水恋抄』(1967年 星組 宝塚新芸劇場)
- 第3回ヨーロッパ公演(1975年)*演出のみ
- 『マリウス -マルセル・パニョル作 永戸俊雄訳より-』(1978年 月組 宝塚バウホール)
- 『素顔のまゝで…』(1982年 雪組 宝塚バウホール 主演:寿ひずる)
- 第2回東南アジア公演(1982年)
- 『野菊の詩 -伊藤左千夫原作「野菊の墓」より-』(1983年 月組 宝塚バウホール 主演:郷真由加)
- 『ショー・ボート』(1986年・1987年 雪組 宝塚バウホール・簡易保険ホール、中日劇場 主演:平みち)*脚色・演出
- 『ハッピー・ドリーミング』(1988年 星組 宝塚バウホール 主演:日向薫)
- 『シャンテ・シャンテ・シャンテ』(1989年 月組、星組 宝塚バウホール 主演:紫苑ゆう)
- 『ル・グラン・モーヌ -失われし日々-』(1993年 花組 宝塚バウホール 主演:真琴つばさ)
- 『ラ・トルメンタ -愛の嵐-』(1993年 星組 宝塚バウホール 主演:紫苑ゆう)
- 『宝塚 雪・月・花』(2000年 ドイツ公演 主演:紫吹淳)
- 『ダル・レークの恋』(2007年 月組 全国ツアー 主演:瀬奈じゅん)*潤色・演出
- 『コインブラ物語』(2009年 星組 シアター・ドラマシティ、日本青年館 主演:轟悠)*監修・演出
- 『ハウ・トゥー・サクシード』(2011年 雪組 梅田芸術劇場メインホール 主演:音月桂)*脚色・演出
- 『ダル・レークの恋』(2021年 月組 TBS赤坂ACTシアター、シアター・ドラマシティ 主演:月城かなと)*監修
コンサート
[編集]- 『愛の飛翔』(1979年 雪組 宝塚バウホール 主演:麻実れい)
- 瀬戸内美八リサイタル『Sing, Sing, Sing! ー光と闇ー』(1981年 星組 宝塚バウホール)
- 『愛の飛翔II -ブーケ・ダムール-』(1982年 雪組 宝塚バウホール 主演:麻実れい)
- 瀬戸内美八リサイタル『Sing, Sing, Sing! '83 -光と夢-』(1983年 星組 宝塚バウホール)
- 『I am What I am -わたしは私-』(1984年 月組 宝塚バウホール・西武パルコ劇場、中日劇場 主演:大地真央)
- 『愛の飛翔III -シャンソン・ダ・ムール-』(1984年 雪組 宝塚バウホール 主演:麻実れい)
- 轟悠コンサート『LAVENDER MONOLOGUE』(2007年 宙組 宝塚バウホール / 雪組 日本青年館)
- 蘭寿とむコンサート Song & Dance『Streak of Light -一筋の光…-』(2012年 花組 シアター・ドラマシティ、日本青年館)
ディナーショー
[編集]- 日向薫ディナーショー『The Brilliant Days~輝く日々~』(1989年)
- 真琴つばさディナーショー『WHO? What. Why!』(1999年 ホテル阪急インターナショナル、呉阪急ホテル、パレスホテル)
- 姿月あさとディナーショー『ノクターン』(1999年 パレスホテル、ホテル阪急インターナショナル、呉阪急ホテル)
- 和央ようかディナーショー『Believe』(2000年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル)
- 轟悠ディナーショー『Noche de Yu』(2001年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル)
- 大和悠河ディナーショー『Possibility』(2002年 宝塚ホテル、第一ホテル東京)
- 轟悠ディナーショー『The way Yu are』(2002年 パレスホテル、ホテル阪急インターナショナル)
- 轟悠ディナーショー『Yu Quiero Guitarras』(2004年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル)
- 轟悠ディナーショー『『Alpha』 20ans FACE OF YU』(2005年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル)
- 轟悠ディナーショー『Yū's Purple Shadow -幻影の街角-』(2007年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル)
- 春野寿美礼ディナーショー『étude』(2007年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル)
- 轟悠ディナーショー『Fallin' Love with Yū』(2008年 パレスホテル、ホテル阪急インターナショナル)
- 轟悠ディナーショー『Yū, il mondo!』(2009年 ホテル阪急インターナショナル、ホテルグランドパレス)
- 轟悠ディナーショー『Yū, 25ans-Happily Ever After-』(2010年 ホテルグランドパレス、宝塚ホテル)
- 轟悠ディナーショー『Yū! Just in Time』(2014年 パレスホテル東京、ホテル阪急インターナショナル)
- 轟悠ディナーショー『Prelude of Yū』(2016年 パレスホテル東京、ホテル阪急インターナショナル)
- 凪七瑠海ディナーショー『Evolution!』(2016年 宝塚ホテル、第一ホテル東京)
- 轟悠ディナーショー『Yū Sol y Sombra』(2017年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル東京)
- 轟悠ディナーショー『Yū, Un jour chantant』(2018年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル東京)
- 轟悠ディナーショー『Yū 35, A new world』(2019年 パレスホテル東京、ホテル阪急インターナショナル)
- 轟悠 1Day Special LIVE『Yū, Sparkling Days』(2020年 宝塚ホテル)
- 轟悠スペシャルライブ『Soon Yū'll Go』(2021年 ホテル阪急インターナショナル、パレスホテル東京)
イベントの構成・演出
[編集]- ’95TCAスペシャル『マニフィーク・タカラヅカ』(1995年 宝塚大劇場)*監修
- 『アデュー・東京宝塚劇場 -宝塚 我が心のふるさと-』(1997年 東京宝塚劇場)*共同演出
- ’98TCAスペシャル『タカラジェンヌ!-5組そろって大行進-』(1998年 宝塚大劇場)*総指揮
- ’99TCAスペシャル『ハロー!ワンダフル・タイム』(1999年 宝塚大劇場)*共同演出
- TCAスペシャル2000 白井鐵造生誕100年記念『KING OF REVUE』(2000年 宝塚大劇場)*監修
- TCAスペシャル2002『LOVE』(2002年 宝塚大劇場)*総指揮
- 小林一三没後50年追悼スペシャル『清く正しく美しく』(2007年 宝塚大劇場)*監修
- 没後10周年記念『寺田瀧雄メモリアルコンサート』~歌い継がれて~(2010年 東京宝塚劇場)
宝塚歌劇団以外の主な舞台作品
[編集]- 2011年 TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY 『DREAM TRAIL - 宝塚伝説 -』(監修)(青山劇場、シアタードラマシティ) 主演:鳳蘭、安奈淳、初風諄 他
- 2011年 TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY Vol.2 宝塚OGレビューツアー『DREAM FOREVER』(日本青年館、シアタードラマシティ 他) 主演:鳳蘭、麻路さき、大和悠河 他
受賞歴
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f “ENAK SUMiRE STYLE すみれの園を創る人たち 演出家(顧問) 酒井澄夫”. www.sankei.co.jp. 2020年12月27日閲覧。
- ^ 村上久美子 (2014年1月11日). “宝塚が八千草薫ら殿堂100人を発表”. 日刊スポーツ 2022年6月23日閲覧。
- ^ 『宝塚歌劇 華麗なる100年』朝日新聞出版、2014年3月30日、134頁。ISBN 978-4-02-331289-0。