住江岸子

すみのえ きしこ
住江 岸子
住江 岸子
1920年『余吾の天人』での 住江(左:伊是理姫)と篠原淺茅(右:織姫)
生年月日 (1904-01-13) 1904年1月13日
没年月日 (1996-02-20) 1996年2月20日(92歳没)
出生地 日本の旗大阪府大阪市東区(現・中央区)久宝寺
職業 女優
ジャンル 宝塚歌劇団
活動期間 1917年 - 1930年
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住江 岸子(すみのえ きしこ、本名:伊藤千代[1]1904年明治37年)1月13日[1][2] - 1996年平成8年2月20日)とは、元宝塚少女歌劇団月組&花組主演娘役クラスの人物である。大阪府大阪市東区(現・中央区)久宝寺出身[1][2][3]
この芸名は小倉百人一首の第18番:藤原敏行朝臣の『住江に寄る浪 夜さへや 夢の通ひ路 人目避くらむ (すみのえきしによるなみ よるさへや ゆめのかよひぢ ひとめよくらむ)』から命名された。

略歴

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  • 1927年昭和2年)8月、宝塚少女歌劇団に23歳で復帰。花組に配属されて再び舞台に出演するようになる。彼女の復帰に際して、「再び宝塚に住江岸子を迎えて」という題で雑誌『歌劇』に、「『十三鐘』を名残にして、一度も宝塚へ顔さえ見せぬ住江さんが、此度、思い掛けもなく、本当に思い掛けもなく、再び宝塚に帰って来る-夢、夢と云うのさえ、この悦びの心にはそぐわぬ淡々しわを感ぜしめられる」[5]と、見開きで記事が掲載された。

宝塚少女歌劇団時代の主な出演

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  • 『文殊と獅子』(1919年3月20日 - 5月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『風流延年舞』(1919年7月20日 - 8月31日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『ジヤンヌ・ダルク』(1919年10月20日 - 11月30日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『餘吾天人』(1920年1月1日 - 1月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『仙女の森』『佐保姫と手品師』『ヘンゼルとグレーテル』(第二部)(1921年3月20日 - 5月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『ネヴヰーライフ』(第一部)(1921年7月20日 - 8月31日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『那須の馬市』(花組)(1921年10月20日 - 11月30日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『まぐれ當り』『サンタクロース』『吉備津の鳴釜』『初夢』(月組)(1922年1月1日 - 1月25日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『春の流れ』『成吉思汗』(月組)(1922年3月15日 - 4月30日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『金の羽』『瓜盗人』『山の悲劇』(月組)(1922年7月15日 - 8月20日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『平重衡』『ラツサの女王』『人格者』(月組)(1922年9月20日 - 10月31日、宝塚新歌劇場(公會堂劇場))
  • 『吉例三番叟』『琵琶記』『あこがれ』(月組)(1923年3月20日 - 4月10日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『兄さん閉口』『東天紅』『權利』(月組)(1923年5月11日 - 6月10日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『淀殿』(月組)(1923年8月20日 - 9月20日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『バラの精』(月組)(1923年10月25日 - 11月30日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『月下氷人』(月組)(1924年3月2日 - 3月31日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『山の悲劇』(月組)(1924年4月1日 - 4月30日、宝塚新歌劇場(中劇場))
  • 『カチカチ山』(花・月・雪組)(1924年7月19日 - 9月2日、宝塚大劇場
  • 『正ちやんの冒險』『お夏笠物狂』(月組)(1924年10月1日 - 10月21日、宝塚大劇場)
  • 『鼎法師』(花組)(1924年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
  • 『巡禮唄』(花・月・雪組)(1925年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場)
  • 『采女禮讃』『姉と妹』(月組)(1925年4月1日 - 4月30日、宝塚大劇場)
  • 『島の女軍』『野心家』(月組)(1925年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)
  • 『齒が痛い』(月組)(1925年10月1日 - 10月31日、宝塚大劇場)
  • 『夢買長者』『陽春』(月組)(1926年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場)
  • 『傀儡船』『伯父の財産』『平等院大臣』(月組)(1926年4月1日 - 4月30日、宝塚大劇場)
  • 『孫悟空』『十三鐘』『白縫扇陣』(月組)(1926年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)
  • モン・パリ』(花組)(1927年9月1日 - 9月30日、宝塚大劇場)
  • 『北野緣起』『熊坂長範物見松』『イタリヤーナ』(花組)(1928年2月1日 - 2月29日、宝塚大劇場)
  • 『桐一と本檢校』(花組)(1928年5月1日 - 5月31日、宝塚大劇場)
  • 『腕白物語』(花組)(1928年8月1日 - 8月31日、宝塚大劇場)
  • 『北極探險』(花組)(1928年11月1日 - 11月30日、宝塚大劇場)
  • 『田舎と都會』『壽式三番』(花組)(1929年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場)
  • 『伏見巷談』『加茂詣』『トーキー時代』(花組)(1929年7月1日 - 7月31日、宝塚大劇場)
  • 『一九三〇年型』『觀進帳』(花組)(1930年1月1日 - 1月31日、宝塚大劇場)

出典

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  1. ^ a b c 『日本歌劇俳優写真名鑑』藤山宗利著、歌舞雑誌社、1920年、P149
  2. ^ a b 『歌劇と歌劇俳優』藤波楽斎著、文星社、1919年、P97
  3. ^ 『寶塚の歌劇少女』橋詰せみ郎著、新正堂書店、1923年12月5日、P58
  4. ^ 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』宝塚歌劇団、2014年4月1日、7頁。 
  5. ^ 『歌劇』、1927年(昭和2年)9月、P58
  6. ^ 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』宝塚歌劇団、2014年4月1日、6頁。